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2012年2月12日0時53分
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カーテンで太陽光発電 北九州市役所で実験中 福岡

 三菱化学と福岡県北九州市は、市役所本庁舎の窓にロールカーテン式の薄膜太陽光発電パネルを設置する実験を始めた。厚さ数ミリで非常に軽く、市は太陽光発電を普及させるアイテムとして期待している。

 三菱化学が日よけを兼ねた太陽光発電パネルの試作品として開発。同社の事業所が北九州市にある縁などから、製品のアピールを狙って無償で貸与した。6日に市役所5階応接室に8枚を取りつけ、耐久性や利用方法などを調べている。8枚の発電総量は0.74キロワット。バッテリーに蓄電し、室内のLED(発光ダイオード)照明4個に利用している。

 屋根や屋上に設置する通常の太陽光パネルの場合、建物に一定の強度が求められるが、軽量のロールカーテンなら、気軽に窓に取りつけられるのが特徴。同社は「窓ガラスの面積を有効活用できる」としている。1枚50万円程度で、同社は「住宅メーカーなどと組んだ発売を想定している」。

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