民進党の本村賢太郎衆院議員が、報道の自由を脅かす恐ろしい質問を行った。

 

国会議員がツイッターやブログなどSNSで、報道内容が事実と違うのでは?一方的では?と批判するのは言論の自由だが、国会において事実確認もあいまいに、行政指導を促すような質問をすることは恐ろしいしあり得ない。

 

どんな報道であろうと(右であろうと左であろうと)、事実関係が明らかに違う場合など明らかに法律に触れる際に行政による対処がなされるべきであるし、その運用については慎重であるべき。

 

本村氏はMXテレビ「ニュース女子」について、「事実に基づかない報道があったと新聞でも報じられているし」と述べたうえで、消防本部に問い合わせるなどして報道の一部が事実と違うと確認したということだが、確認は一部しか行っておらず、一部を切り取って番組全体に偽りが多いと断定し国会質問を行うのは報道に対する圧力以外の何物でもない。

 

「ニュース女子」の報道が全体として事実であった場合にどうするのか?

 

このようにあからさまに自らの意に沿わない報道に圧力をかける本村氏の質問は恐ろしいし、原稿も書き番組も作ってきた元ジャーナリストとして報道の自由を脅かすものとして憤っている。

 

『ニュース女子問題で民進党議員と高市早苗総務相がバトル 「政権寄りの番組を守るのか」vs「自民党に有利な報道にも行政指導がなされている」』(産経新聞)

http://www.sankei.com/politics/news/170220/plt1702200012-n1.html