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ピアノを弾くって・・・
特に奏法やイメージなどは、文章を読めば身につくというものでもないので、レッスンではその曲について一緒に考えたり音楽を聴いたり・・・
説明して、お話しして、そして一緒に弾いて、イメージを共有してもらってお伝えしていく、というような事がとても多いです。
そうすると、生徒さんにとって、身近でイメージを捉えやすい《例え》が必要になってくる事があります。
例えば、スポーツがお好きな男性や男の子たちには野球、サッカーなど。
料理好きな女性の方だと、曲へ表情をつけたりしていく作業の時にスパイスや味加減、火加減に例えると、イメージをわかっていただけやすいようです。
そして先日のミドルクラスの女性の方のレッスンにて。
今取り組んでおられる曲をどんな感じで仕上げていくか、イメージを掴むのに苦心されてるご様子・・・
いつもカジュアルな服を素敵なセンスで着こなしておられる方だなあと思っていたので、ファッションに例えてみる事にしてみました。
ファッションがお好きの方は特に、その日何を着ようかと考える時、
まずその日のシチュエーションを考えられると思います。
その日過ごす場所、天気。フォーマルかカジュアルか？
女性だとパンツがいいかスカートがいいか。
次にその日のイメージを決め、メインのアイテムを決定。
例えばジャケットだったり、バッグや靴のような小物だったり。
メインのアイテムを決めたら、それとケンカしないように足したり引いたりしながら全体のバランスを考えながら、その日のスタイルを決められると思います。
お気に入りのスタイルで出かけると、気持ちも前向きになったりしますよね(^-^)
曲を考えるのも、同じ。
全部を目立たせてもダメで、全部がおとなし過ぎても伝わりません。
その曲のテーマに合わせて、どこがメインか、だったらここは抑え目に、と引き算したり、このメインに向かってここをもっとクレッシェンドして、など・・・
足し引きの上手なスタイルがおしゃれにまとまって素敵なように、音楽もバランスが大切。
また、《こうなりたい》という明確なイメージを持つことも、とても大切です。
曲ごとに、その方それぞれにイメージを膨らませ、表現していく・・・
そのお手伝いができるといいなと思っています。
