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便秘や痔を改善 手軽な食物繊維レシピ

馬場真木子・日本橋レディースクリニック院長

食物繊維が豊富な食品もおしゃれなメニューに

 前回は、便秘を改善し、痔(じ)を予防するためには、「食生活が重要」という話をしました。排便は健康のバロメーターです。腸の健康を保ち、良いうんちを出して、便秘や痔にならないようにするために特に大切なのが、食物繊維が豊富な食事を取ることです。

 食物繊維は穀類、豆類、野菜、イモ類、キノコ、海藻類に多く含まれます。健康には良いと分かっていても、いざ食べるとなると、「食物繊維が多い食品ってあまり魅力的ではない」などと感じている人もいるのではないでしょうか。今回は、そんな食物繊維のイメージを変えつつ、気軽に作れるメニューを3品紹介します。

 一つ目のメニューは「おからとお豆のピクルス」です。乾燥おからを使い、材料をあえるだけの超簡単メニューです。おからといえば「卯(う)の花」が定番ですが、和食が苦手な人でも、ピクルスにすれば食べられるのではないでしょうか。

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日本橋レディースクリニック院長

ばば・まきこ 杏林大学医学部卒業。杏林大学医学部付属病院第一外科に入局し、消化器外科を専門とする。その後、松島病院大腸肛門病センター、松島ランドマーククリニック院長を経て、2008年4月、女性専門の肛門科胃腸内科として「日本橋レディースクリニック」(東京都中央区)を開設。2013年7月には、おなかやおしりの健康に必要な「食」の提案を行う拠点として、クリニックと同じビルに「フローラカフェ by NLC」を併設、普段の食生活を見直しながら腸内環境を整え、病気を予防する試みを紹介している。日本大腸肛門病学会専門医、日本大腸肛門病学会指導医、日本外科学会専門医、日本消化器内視鏡学会専門医、日本消化器外科学会認定医、日本医師会認定産業医。