【まとめ】コラム:上田人権人道大使の発言に見る、日本の人権外交の基本姿勢という問題の核心
- tkatsumi06j
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本日の東京新聞に凄い記事。なんと国連の拷問禁止委員会で、日本政府の上田秀明人権人道担当大使が、自分の演説のあまりにひどさに場内から失笑が洩れたのに対し「笑うな、黙れ!」と叫び、場内が凍りついたという。公けの場で「シャラップ!」と怒鳴れば、普通の人はどう思うか。これが日本大使。
2013-06-05 10:12:34- 《その他類似情報・ブログ等》
コメント1
日本の人権外交の基本姿勢という問題
「だって人間だもの」では済まされない問題。"@TheNewYokohamar: 「なぜ笑うんだ。笑うな。シャラップ!シャラップ!」と怒鳴ってしまった日本政府代表、人権人道大使。5月22日、国連でこんなことが起きていた! http://t.co/SkhkI6KHoC"
2013-06-05 13:24:22国際社会は、日本社会ほど“お行儀のよい”社会ではない。失笑すべき内容の演説には失笑で応える。それが正当な評価でもある。その評価に対して、たとえ屈辱的でも自らが行った失笑に足る演説の内容の自覚をもって、ウィットの利いた皮肉という作法で返すくらいの器量が外交官には求められる。
2013-06-05 13:52:38大使として「日本は人権先進国の一つだ」と宣う前に一歩立ち止まって考えてみるがいい。福島の子どもたちの避難の権利を考えてみるがいい。広島や長崎の被爆者への対応を考えてみるがいい。水俣病など公害病訴訟で政府が何を訴えてきたか考えてみるがいい。取り調べの可視化の状況を考えてみるが言い。
2013-06-05 13:57:19いままさに人権人道大使として、これら人権・人道上の具体的な懸念を、自分より遥かに刑事司法について詳しいある国の法曹界に所属する国連委員に指摘された。そこで、自分は国際社会への日本の使節の代表として、どう振る舞うべきなのだろうか。これをコンマ2秒くらいで考えるのが外交官の勤めだ。
2013-06-05 14:04:33上田氏の人道人権大使任命の経緯
ただ、人権人道大使という、名目上の職責ではあるが、故人である前任者の名誉のために補足しておくが、人権人道大使という仕事は、世界に日本の人権外交のありようを示すためには必要な仕事である。そしてこの仕事は、日本と国際刑事裁判所の関係とも深い関わりがある。
2013-06-05 14:16:34国際刑事司法による「法の支配」を目指す国際社会の潮流に圧され、日本政府は2007年、これまで兼任されていた担当業務でしかなかった人権人道問題大使を全権大使の地位に格上げした。こうして初めて日本に人「権人道大使」という肩書きが正式に生まれた。
2013-06-05 14:20:37初代人権人道大使退任の経緯
初代の人権人道大使に任命されたのが故・齋賀富美子駐ノルウェー国兼アイスランド国大使だった。斎賀氏はその後、とくに拉致問題を含む北朝鮮に関する人権問題等を担当し、国際刑事司法に関する知見を高めた。http://t.co/s0OxX6MvYM
2013-06-05 14:22:14