【赤木智弘の眼光紙背】マスメディアの倫理観の無さ(眼光紙背) – BLOGOS(ブロゴス)

そしてこのわかりやすさ。警察が自らのボロボロにされたメンツを守るために、明らかに悪意をもって容疑者を貶めようとして、メディアを利用している。

さすがに自分はマスメディアが公正中立不偏不党だなどと信じていないが、それでも表面的にはそれをつくろうのが、マスメディアとしての矜持だろうに。にも関わらず、よくもまぁ恥ずかしげもなく警察からのリークを鵜呑みにして容疑者を盗撮した動画を公共の電波に乗せるということができるなぁ。と、その倫理観の無さに感心してしまう。もっとも、少し前にAKB48峯岸みなみの坊主謝罪の動画を平気で流していたくらいだから、倫理観を問うなど今更ということなのだろうか。

今回、警察が容疑者情報を事前にリークしたのは、容疑者が明らかにテレビの前の大多数から支持されそうもない典型的キモオタ風体だったからだろう。警察はマスメディアとタッグを組んで、視聴者の冷ややかな視線と憎悪を集中させるために「社会を上から目線でバカにしている、情けない風体のキモオタ」というオモチャを提供した。その娯楽性は今回の事件における、警察の数々の失態を覆い隠して余りあると考えたに違いない。

引用元: 【赤木智弘の眼光紙背】マスメディアの倫理観の無さ(眼光紙背) – BLOGOS(ブロゴス).

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