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最近、Facebookやってますか?

そういえばログインしてるけど、前ほど更新しなくなったな〜と思っている人も多いのでは? もしくは、もうほとんどログインすらしなくなった、という人も。

 

 

■ここ半年でFacebookユーザーが「増えた」のは、わずか2カ国

今、世界で最もユーザー数がいるSNS、それが『Facebook』。その数、なんと1,350,000,000人!

この“世界最強のSNS”が、いよいよ陰りを見せてきたようです。

『アウンコンサルティング株式会社』が行った調査によると、世界40カ国のうち、2014年9月から2015年1月の間にユーザー数が増えたのは、わずか中華人民共和国とアラブ首長国連邦のみ。

なんと、31カ国でFacebookのユーザー数が減少しているというのです。

中でも特筆すべきは、10代のユーザーが激減していること。

2014年の春、アメリカでは72%だった10代の若者利用者が、約半年後の同年秋、45%にまで減少。いったい何があったのでしょうか。

 

Facebookがいよいよ終わる、5つの理由

同調査では、Facebookユーザーが離れていった理由に「Facebookが“当たり前”になってしまい、サービスに対する刺激が少なくなってきた」と答えていますが、『The huffinton post』はもっと細かい理由を説明しているようです。そこで今回はその中から5つをご紹介しましょう。

 

(1)「親」世代のユーザーが増えたせい

”隠れ家感”がなくなってしまった感じなのでしょうか。ただでさえ10代というのは、親世代の使っているものに魅力を感じないもの。また、親が自分の子供時代の恥ずかしい写真を惜しげもなくさらしたりするので、目も当てられないとか。

 

(2)実名というのは、結局よろいを脱げない

Twitterのような匿名性が皆無なので、無難なことを角を立てずにまとめているだけ。「友達」との関係を常に頭に入れながら、誰も傷つけないようにまとめる日記を淡々と更新。

ふと「自分何やってるんだろう」と“賢者モード”に突入し、苦悩する瞬間があるようです。

 

(3)本当の友達は「1,000人中20人くらい」という現実

たまたまバーで知り合った一晩限りの話し相手とつながっても、その人が「来週東京に来る」なんて知りたいですか?

やみくもに「友人」を増やした結果、SNSの繋がりこそが「友達であることの証明」と錯覚しそうになります。何を投稿しても、反応やコメントを返してくれるのはいつも同じ人たちで、「友達」の中のたった数%にすぎない、なんてことも。

 

(4)楽しそうな「友達」の生活が劣等感を刺激

他人の生活がリッチで充実してるように見えるというのはよくあること。

実際は楽しい一瞬を切り取っただけ、または演出しているだけかもしれないのに、自分と比較しては嫉妬や焦燥感を感じ、自己嫌悪にすらつながるのだとか。

 

(5)本当は誰もあなたの動向になど興味ない

結局リア充自慢大会。誰も他人の自伝や物語なんて知りたくないんですね。遅かれ早かれ、「いいね!」は「どうでもいいね!」の略なんだと悟るときが来るようです。

 

筆者が住んでいるイギリスやアメリカでも、SNSに投稿した画像や書き込みが原因の「Facebook離婚」が話題になっています。Facebookも社内の連絡や、外国人の友人とやり取りするにはこの上なく便利なもの。一方で想定外の副作用に退会する人も少なくないようです。

利点とリスクを踏まえて、利用を考えたいものですね。