徒然なるままに ~ Mikako Husselのブログ

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抗がん剤の副作用(がん闘病記4)

2017年08月13日 | 健康

8月8日に半日がかりで抗がん剤の点滴を受け、その後3日間殆ど寝ている状態でした。食欲はそれほど減退していなかったので、食事に起きて食べ始めるものの、少し経つと体が猛烈にだるくなり、ベッドに戻って横になり、少し寝て、また起きて少し食べてはまた横になる、を繰り返していました。

幸い副作用を抑えるためにもらった薬(Emend、MCP)がよく効いていたようで、吐き気や嘔吐に見舞われることはありませんでした。2日目だけ便秘になったので、必要になったら飲むようにと渡されていた Movicol を服用して何とか解決しました。それ以降は便秘になってません。

3日目は起きてる時間と寝てる時間が半々くらいでしたが、夜になって急に寒気がし出し、熱が出て、足首の関節が「うぎゃー」と叫んでジタバタしたくなるほど傷んだので、がん専門クリニックの緊急ホットラインに電話し、鎮痛剤のイブプロフェン(Ibuflam 600)を飲んでいいか相談しました。この関節痛は Paclitaxel という抗がん剤の副作用の一つだそうです。

その夜はイブプロフェンのおかげで関節痛も収まり、熱も下がりました。

翌日も関節痛があったので、イブプロフェンを飲み、また足首にサポーターを着けてしのぎました。この日は一度も日中に横になることなく起きていられました。比較的元気で、長らく放置していた二つの水槽の手入れをすることもできました。もちろん重労働は厳禁なので、色々とダンナに助けてもらったのですが。

小さい方の水槽(80cm)にはナマズがいるので、ガラスはきれいなまま。水草を切り、水を換えるだけでOKでした。

大きい方の水槽(100㎝)にはガラスの藻を食べるナマズがいないため、一面藻が繁殖し、ちょっとこすったくらいでは落ちないので、それはまたの機会に回しました。中にいる魚にとってはどうでもいいことなので。こちらは水替えではなく、蒸発した分を補う水を入れ、フィルターの洗浄をしました。

 

ゆっくり時間をかけて水槽の手入れをしたつもりでしたが、終わった時は疲労困憊でダウンしました。ちょうど鎮痛剤の効果も切れたみたいで、足首がまたひどく痛み出しましたので、再度イブプロフェンを服用。

この日(8月12日)まで吐き気を抑える薬 MCP を一日3回食事の30分前に服用することになってましたが、朝飲んだきり忘れてしまってました。でも3食問題なく食べられました。

しっかり食べているつもりでしたが、この時点で抗がん剤投与から3kg痩せてました。手術前と比べると6kg減です。

今ある副作用は足首の関節痛のみです。起きていられる時間が増えたのはうれしいのですが、関節痛は厄介ですね。

また、副作用ではないですが、CVポート埋め込み手術の手術痕がまだ少し傷みます。更にシャワーを浴びる際に傷口を守るために貼ったシャワー用絆創膏にかぶれてしまい、結構かゆいです。私の肌は通常バンドエイドにかぶれるようなやわな肌ではないのですが、これも抗がん剤によって肌の細胞が不調になってるのかも知れませんね。

  

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書評:Kelly A. Turner著、『9 Wege in ein krebsfreies Leben(がんが自然に治る生き方)』(Irisiana)