複眼思考
物事を、一面からのみ見るのではなく、前後上下左右、あるいはもっと遠くから、内側から…と、様々な視点で捉えることは、とても大事です。
会社員時代は、マーケティングにしろ事業改革/開発にしろ、システム開発にしろ、とにかく新しい概念を取り入れる必要がたくさんありました。
カンファレンス、セミナー、書籍、取引先、現場など違う視点から情報収集はもちろん、ひとつのテーマについて違う著者の講演、書籍や、意見の食い違う人/会社の話を聞くことで、物事の良い面も悪い面、それ以外も含め、全体を立体的に捉えるよう、心がけていました。
この姿勢は、何事にも通じると思うのです。
セミナーをするようになり、特に関東は会場が色々変わっていることもあり、行く先々での宿泊、ランチとスィーツを一生懸命調べます。
何かと問題にもなっている"口コミ"を見るときに、まずネガティヴな意見から読むとわかりやすいのです。
書いている人にとっての問題は、自分にも問題になり得るのか?
それが自分にとってさして問題でなければいいだけのことですから。
受けたいセミナーを探すときも、同じです。
そして、「よし、これをきちんとやろう!」
と決めたら、今度は同じものを違うルートで学ぶ方法を考えます。
キネシオロジーなら、違う種類のキネシオロジーをいくつか受けて見るのです。Aを理解するために繰り返しAばかりを聞くのではなく、Bを聞くことでAの理解が深まるということは、よくあります。
あるいは違う講師から受けることも一手です。
さらには、セミナー以外にも本など違う媒体からも学びます。
そしてその中で、"この人は!"と思う人に出会えたなら、その人の全てを学びに行くのです。
一見なんの関連もなさそうなことでも、深い考え方のところでは繋がっていたり、より深い理解を得たりすることも、少なさありません。
警察の現場100回のようなものでしょうか⁈^^;
物事何によらず、一面ではなく、できるだけ色々な違った角度から眺め、スルメのように何度も何度も噛み締め、実践(現場)と理解を繰り返すことで、そのことが自分のものになってゆくのだと思うのです。
ここのところこんな話ばかり書いているように思います。
こんなことばかり聞かれているのかもしれません。
何かをやりたいのに動かないなぁと思っている人、学んだことをうまく使えないと感じている人かいるなら、一にも二にもまず実践。
そして、同じことを違う角度から見る・学ぶことをして見るといいかもしれません。
賛成意見ばかり聞いていても、本質は見えにくいもので、反対意見を聞くことで、本当の意味での賛成・反対を決められるのです。
複眼思考です。
写真は、シドニーハーバーに入っていた、ロイヤルカリビアンの超豪華客船。海を走るビル。
少し見えにくい かもしれませんが、船の真ん中に1つだけゴンドラがついていて、上がっています。
周りの景色や船自体を、船の外から眺めることができるのです。
こういう視点を持つことだと思うのです。
ゴンドラに乗らなくても^ ^
数千人乗りで、ゴンドラ1つですから、いつどこで乗れるのか?激しい競争でしょうね〜