思索の日記 (クリックで全体が表示されます)

武田康弘の思索の日記です。「恋知」の生を提唱し、実践しています。白樺教育館ホームと共に

内閣の長=総理大臣による憲法改定の先導は、明白な憲法違反ーーなぜ、これが分からないのでしょうか?

2017-05-15 | 学芸

主権者が為政者に課す約束事の理念=憲法を、為政者が守らずに、とりわけ最大の順守義務を負う首相が改憲を先導することは、明白な憲法違反と言えます。

憲法改定は主権者の意向を受けて国会が発議するものです。行政府(のトップが安倍総理大臣)は、国会で決まった決まったことを実行する機関であり、唯一の立法機関は国会です。三権分立という原理さえ知らないのは、おそろしいこと。

なぜ、政治家も憲法学者もマスコミも、この簡明な事実を踏まえないのか??これではインチキ国家としか言えないのです。


第四十一条 国会は、国権の最高機関であつて、国の唯一の立法機関である。 

 第九十九条 天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ。 

 

 

主権者の国民ではなく、行政権力のトップが憲法改定の先頭に立つ!?民主政ではあり得ない異常事態なのです。

 

武田康弘(元参議院行政監視委員会調査室・客員調査員ー「日本国憲法の哲学的土台」を講義)

 

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