自殺は体罰が原因 19年後に認める NHKニュース

19年前の平成6年、教師から体罰を受けたあと自殺した兵庫県たつの市の当時小学6年生の男子児童について、市の教育委員会が、事故死としたこれまでの報告書を今月になって修正し、両親の訴えどおり、自殺は体罰が原因だったと認めたことが分かりました。

当時小学6年生だった兵庫県たつの市の内海平君は、平成6年9月、担任の教師から体罰を受けたあと自宅の裏山で自殺し、遺族が損害賠償を求めた裁判でも体罰が原因と認められましたが、市の教育委員会は「学校の管理外での事故死だった」とする報告書をまとめ、その後も訂正はしていませんでした。

しかし19日、たつの市の教育長が両親に面会し、報告書の内容を事故死から自殺に修正したと伝えたうえで、教師の体罰が原因だったと初めて認めたことが分かりました。

これについて苅尾昌典教育長はNHKの取材に対し「体罰やいじめによる子どもの自殺が大きな社会問題となり、正面から向き合うべきだと考えた」と話しています。

平君の父親の内海千春さんは「19年間訴えてきたことがやっと結果を生んだと感じます。学校や行政は、子どもの自殺に正直に向き合い、再発防止に努めてほしい」と話しています。

引用元: 自殺は体罰が原因 19年後に認める NHKニュース.

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