経産省によると日本人一人当たり年間靴消費量は0.5足で人口が10倍の中国はその倍の1足だとか。

て、言うことは、中国では年間で日本の20倍靴が売れるってことだろうか?

私は仕事で昨年の7月からほぼ毎月香港and/or中国本土に1年間通ってきましたが、
毎回、
中国ってさ、ブランド物の服着てる人たちが安物の靴履いてるのがみてて辛いよ~
と、友人に嘆いてきました。

だから経産省の数字みても
「そりゃ、安物ですぐ痛むから倍買わんといかんやろ」
何て、思っちゃってます。

想えば日本も30年くらい前は
「服よりも靴や腕時計見ると本当に裕福な人かどうか判る」
とか
「靴がオシャレな人は本当のオシャレ」
とか言われてました。

そして、「見えないところにお金を使う女が本当にオシャレな女」
と言うことでブティック・シーンをはじめ、
各種インポートランジェリーショップがもてはやされました。

「一体誰に見せるねん?」
と、思いながらもブラ、パンティ、ガーターベルトにセットで10万円なんで平気で払っていた人たちが沢山いました。

私もそのころ初めてイタリアの着る宝石「ラ・ぺルラ」やフランスの「シバリス」、そして一時ワールドがライセンスでアパレルをやっていたシャンタル・トーマスなどを知ったのもその頃でした。

その後「セックス・アンド・ザ・シティ」などが流行り、
「これは靴じゃないわ。ジミー・チュウよ」
などといったセリフが受け容れられ、日本でも女性が靴に5万円以上を平気で(?)出せるようになりました。

若い人は知らないでしょうが、フィリピンの独裁者マルコスが失脚した時、元ビューティクイーンだった夫人のイメルダが宮殿に2,000足の靴を持っていたことが、
フランス革命時に
「パンがなければケーキを食べればいいじゃない」
と、庶民の生活や苦しみを知らないマリー・アントワネットが言ったとか言わなかったとかいうことと類似していると言われたものでした。

でも、私のヒーローの一人、泣く子も黙る筋金入りのファッショニスタ、アンナ・デルロ・ロッソは主に別荘に4,000足の靴を持っているとか。

そこまでスーパー級じゃなくてもファッショニスタにとって年間0.5足しか買わない何て考えられないでしょうから、私たちが毎シーズン3足から5足買っていたら2シーズンだとして、全く1年間で靴を1足も買わない日本人がその分12人から20人はいるってこと???

ちょっと怖い。OMG! (オーマイガッ!!!)