下ネタへの許容性が高い、男に対する見識もそれなりのものがある、といった、バイアスのかかった見方、蔑視があると思います。/落合洋司弁護士

この問題については、

和歌山県警答弁書に「下ネタ許容性高い」

http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20130709#1373334486

でもコメントしましたが、被告代理人が記事内でコメントしているように、精神的苦痛(損害)に関するものというであれば、その点を明確にした上で、節度を持って主張すれば済むことで、そうであっても、過去の職業を引き合いに出して「下ネタ話への許容性も高いだろうし、男に対する見識もそれなりのものがあるだろう」という物言いは、裁判所の受け入れるところになるか、甚だ疑問ですね。

こういった物言いの背後には、飲食業、特に、男性を相手にするような形態のものに従事する人は、下ネタへの許容性が高い、男に対する見識もそれなりのものがある、といった、バイアスのかかった見方、蔑視があると思います。そういう、バイアスのかかった見方や蔑視を背景にした、少なくともそのように取られる可能性が高い主張を、果たして、訴訟という場で展開して良かったのかどうかについて、慎重な検討が欠けていたと言われても仕方がないでしょう。

訴訟で熱くなってくると、感情的になったり、とんでもないことを口走ったりする、ということは往々にしてあることで、私も、そういったことがないよう注意していますが、こういう悪例を反面教師としてますます注意しなければと思いました。

引用:2013-07-25 – 弁護士 落合洋司 (東京弁護士会) の 「日々是好日」

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