仕事柄、クリーンルームに関する内容が多いです。実際にクリーン度でトラブルを生じない以上、その定義や管理は・・・結構、いい加減になる現実があります。
クリーン度で問題となるトラブル・・・半導体や液晶パネルでの欠陥、食品・医薬品での製品汚染・カビなど。
クリーンルーム内での落下菌・浮遊菌検査はともかくパーティクル測定もしない自称クリーンルームは世の中に沢山ありますし、多く目の当たりにしてきました。
パーティクル測定と言っても休業日に測定する人も多いのが事実!
クラス10万クラスを狙ったクリーンルームですと、機械設備の稼働や作業者が居なければ、クラス千のパーティクル数を簡単にクリアしてしまいます。
本当は室内稼働状態でパーティクル測定するのが正解です。が、ウチは実績でクラス千だぜっ!と自慢げに語る人が余りにも多いので・・・「スゴイですね」と返す様にしています。
クリーンルームの実力はパーティクル測定だけでなく、フィルタ管理(フィルタの種類、差圧・交換など)、風向、風量、室温・湿度等をコントロールできていることが重要。パーティクルの実測値は実力じゃありませんよ!