東南アジアの伝統と発展 (世界の歴史13)

  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (462ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784124034134

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  • 2017.05―読了

  • バリ・ロンボク海峡を分けるウォーレス線から始まる地勢的な意味合いから始まる歴史。古代クメール王国とアンコールワット、東チモール独立と欧州列強の争い、ビルマのパゴダ、ベトナムの古都ユエ、アユタヤと山田長政、古代ジャワ島の歴史・・・個別の言葉は知っていても繋がり、全体像が見えてこない東南アジアの有史以前からの歴史を紹介します。しかし、ベトナムとカンボジャの民族対立の背景に昔南ベトナム地区はカンボジャ民族が住んでおり、北からベトナムが進出してきたというのはベトナム戦争を思い起こしました。それにしてもごちゃごちゃした歴史の繰り返しは世界のどこも同じで、人間の本質を感じます。

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著者プロフィール

石澤良昭 いしざわ よしあき
1961年上智大学外国語学部卒業。文学博士(中央大学)。第13代上智大学学長(2005-2011)。現在、上智大学教授(特任)、上智大学アジア人材養成研究センター所長、上智大学アンコール遺跡国際調査団団長。2017年カンボジアのアンコール遺跡の保存修復および人材養成への貢献により「ラモン・マグサイサイ賞」を受賞。
専攻:東南アジア史(特にアンコール王朝時代の碑刻学)
主な著書:『東南アジア多文明世界の発見(学術文庫)』(講談社)、『新・古代カンボジア史研究』(風響社)など。

「2021年 『カンボジア中世史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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