小出 裕章 (京都大学原子炉実験所助教)
原子力を選択することは、自ら無毒化できない毒物を生み出すことです。
それが環境に放出されれば、福島原発事故が示している悲惨な被害を生みます。
幸いに事故が起きなくても、下請け・孫請け労働者による日常的な被曝労働が避けられません。
そして、生み出した毒物は未来永劫の子どもたちに負わせることになります。
他者を踏みつけにしなければ成り立たないものは、そもそも選択してはいけません。
広く長くそして原則を踏まえた視野で物事を考え、行動する政治家を望みます。
(写真 松岡広樹)