【米大統領選】トランプvs.クリントン 未来の大統領は日本をどう見ているのか

    「日本の大ファンだ」と言ったのはどっち?

    9月26日夜(日本時間27日)、アメリカの大統領選の第1回テレビ討論会が行われた。

    共和党ドナルド・トランプと民主党ヒラリー・クリントンは終盤で、日本や同盟国の安全保障について討論。その時の発言は……

    「日本のせいで何十億もの資金を失っている」

    「日本や韓国の同盟国の不安をなくしたい。私たちは相互防衛条約を結んでいて、この条約を守ると」

    日本の貿易や日米安全保障に対して疑問を投げかけているトランプ。

    外交においては、オバマ大統領よりタカ派だと言われているクリントン。

    過去には、日本についてどのようなことを言ってきたのか。

    「もし私たちが攻撃されても、日本人は何にもしない。家でソニー製のTVを見ているだけだ。OK?」

    「日本は、立ち直りが早くて強い国だと信じている」

    「日本にはとても強くて賢いリーダーがいる。久しぶりに良いリーダーだ。うまくやっていけるだろう。安倍は私のことを気に入るだろうし、私も安倍を気に入ると思う」

    「安倍首相が日本経済を活性化するためにやっていることは賞賛する。特に、女性が社会進出する大切さを多く述べていることを、高く評価する」

    「日本は自分たちで、狂っている北朝鮮から身を守ったほうが良い」

    「国内の目標を達成できるような作戦を持って、反発を無駄に発生させずに国に正しい道を歩ませること。これらが日本にとっての最善な利益だと、友人として思う」

    「最後に東京でシボレーを見かけたのはいつだ?あっちでは存在しないんだよ」

    「同盟国の間で防衛協力を強化しなければいけない。北朝鮮のミサイル攻撃から身を守るのに、韓国と日本は、ミサイル防衛システムで絶対欠かせない」

    「中国から雇用を取り戻す。日本から雇用を取り戻す。すると、ラテンアメリカ系の人々の雇用が増え、トランプという人物を愛することになるだろう」

    「私は、日本と良い関係を持っている」

    「アメリカの人々は、日本を親友とみなしていて誇りに思っている」

    「ちなみに、日本の大ファンだ。友人がたくさん、たくさんいる」

    「日本の安倍首相が、女性の活躍を増加させる経済政策を公言したとき、とても嬉しかった。…アメリカや他の国々でも、あのように将来を見通したリーダーシップがもっと必要」

    「日本人はアメリカをおだてて、頭を下げてくる。そして、私たちがどんなに素晴らしいか話したあとに、金を奪っていく」

    「日本人はアメリカを二度もダメにしている」

    「飢餓、病気、貧困が起きている場所。まだ未熟な民主主義を定着させようと、もがいている場所。そんな場所で、いつも日本はアメリカと協力し、より安全で富裕な世界を築いている」

    「日本人はフリーライダーだから、アメリカを見下している」

    「日本を守っていると、世界から笑い者にされる」

    アメリカ大統領選で新たに選ばれる人物は、日本、そしてアジアと今後どのように関わっていくつもりなのか。

    トランプvs.クリントンの2回目の討論会は、日本時間10日午前10時から。