【“大人”ピアノを続けていただくために】シニアレッスン編(3) | 広島・安芸高田 なないろピアノスタジオ

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プレジュニア・ジュニア・ジュニアあおぞら(発達障害・障害を持つ子どもさんの個人レッスン)・成人ミドル・成人シニアの5クラス

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「“大人”ピアノを続けていただくために」の記事の3回目です。今回は、
《シニアの方への曲選びで気をつけていること》



シニアの方に限らずですが、大人の方がピアノを習われる理由は、多くが「趣味を広げたい」「ずっと習いたかった」などの理由です。
!!できることを広げたい。
!! 好きな曲、憧れの曲を弾きたい
という思いで来てくださっています。




子ども達は、経験することの多くが未経験なことで、脳の活動も身体の活動も活発なので、新しい曲もチャレンジしやすいですが、
年齢を重ね、加齢に伴う衰えと闘っておられる方にとっては、新しいことを覚えるのが難しい。
「知らない曲のメロディーをまず覚え、しかも演奏する」…というのは、私達の想像を超えた大変さです。




そのために、レッスンの中では《耳馴染みのある曲・好きな曲を取り入れる》ようにしています。




そうすることで次の課題曲に取り組むとき、「知らないメロディーを新しく覚える」という負担がひとつ減り、それだけでも、随分気持ちの余裕ができ練習にも気持ちが向かわれるようです。




シニアの方に限らずこの、気持ちが向くということがピアノを弾く上でとても大切。




私自身、急激な環境の変化で数年の間ピアノにほとんど向かえなくなったことがあります。
ピアノ大好きだった私が、目の前にピアノがあるのに気持ちが全く向かわない…蓋を開けることすらできませんでした。
その時、音楽が心や身体と深く結びついていることを身をもって体験しました。
だからこそ、その方が「弾きたい!」と思われる曲をぜひ弾いていたたけたらと思っています。




また、それまで教本などで知らない曲を弾く時には動かなかったのに、
弾きたいという気持ちが強い曲や憧れの曲の練習になった途端、指が動かれる、ということも何度も経験しました。
脳の聴覚野は、運動野と深く結びついているそう。音楽を聴くと動く衝動に駆られるのはこのためだそうです。
弾きたい気持ちは、動かない指を動かします♪




今までシニアの生徒さんが弾かれた曲は様々。
「ふるさと」や「花」などの唱歌、また「いい日旅立ち」「秋桜」など。もう少し上の方では「ここに幸あり」「星影のワルツ」などの懐メロソング、そしてやはりクラシックの名曲も人気です。





ご希望の曲がその方にとって難し過ぎる場合は、手直ししたり短くアレンジしてお渡ししています。
そうすると、あの曲が弾ける!という喜びからとてもよく練習してくださり、ついには両手で通して弾くこともできるようになられます^^




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私の教室最高齢、現在98歳の生徒さんの次のご希望の曲の楽譜です^^
ずっとエリーゼのためにが弾きたい…と思われていたそう。今は寒くてレッスンはお休みされていますが、春からまた来てくださるとのこと。
この楽譜を見ながら春を楽しみにしていただけたら、嬉しいです。





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