ニュースリリース

大型サイクロンのトンガ襲来後に結集するモルモン

ハアパイ諸島に向け急送される水,食料,発電機

Photo 8

末日聖徒イエス・キリスト教会は,週末の大型サイクロンの後,トンガタプからハアパイ諸島に向け緊急援助物資を急送している。

昨晩ヌクアロファを出港した1隻の船が,今朝ハアパイに到着した。教会から寄付された水に加え,食料,チェーンソー,浄水器,発電機などの緊急援助物資が積み込まれた船である。

トンガタプの末日聖徒は,各家庭から大量の食糧,衣類,毛布,その他の物資も集めた。これらの物資は教会の救援輸送に加えられ,ハアパイに一晩で搬送された。

「トンガに大きな被害をもたらしたサイクロンは,一人の死亡,建物や電力・通信システムの損壊を招いた後,この太平洋に浮かぶ国を通過した」とニュージーランド・ヘラルド紙は報じている。

記事はこう続く。「トンガは,風速が75メートルに達したトロピカルサイクロン『イアン』により甚大な被害を被った。」

「トンガ赤十字社社長のシオネ・タウモエフォラウは,ニュージーランド・ヘラルド紙に,ハアパイ諸島の小さな島リフカで一人の女性が死亡したと伝えた。」

「ハアパイはカテゴリー4のサイクロンにより最も甚大な被害を受けたと言われている。サイクロンはこの数日にわたり,島の上空にとどまった。」

末日聖徒イエス・キリスト教会のトンガヌクアロファ伝道部の指導者レイトニ・トゥポウ会長は,すべての宣教師と連絡を取り,夫婦宣教師を含め全員が無事であると報告している。

ハアパイ諸島に住む多くの人々は,家が損壊するか完全に破壊され,末日聖徒の建物に避難している。

地元のステーク会長(会員の一団に責任を有するモルモンの指導者)の報告によれば,教会員の家で損壊または全壊した家屋は全体の半分に上る。

トンガにおける末日聖徒の指導者アイサケ・トゥクアフ長老,トゥポウ伝道部会長,教会のトンガサービスセンター部長ハワード・ニウが,現状を把握するために今日ハアパイに向かっており,地元の教会指導者および地域指導者と会合を持つ予定である。

日曜日,教会は施設部長を海軍艦艇に乗せ,ハアパイに派遣した。施設部長は助けの必要な人々を援助するために,チェーンソー4台と防水シート100枚を搬送した。

教会は,食料,発電機,防水シート,ロープなどの購入資金に2万5,000アメリカドルを拠出した。教会員とその隣人,教会施設に避難している人々を助けるためである。

トンガの末日聖徒のビショップは,断食献金(地元の献金)を使って,助けの必要な人に対する援助も行っている。

政府が調査を完了した時点で,教会はトンガ政府およびトンガ国民を支援するために,今後どのような援助をどのような方法で提供するか決定する。

写真クレジット―シオネ・ランギ,ヴィリソニ・トゥ・イニウア,セミシ・シカ

書式ガイドの注釈:末日聖徒イエス・キリスト教会に関する記事で,教会の名称を最初に引用する際には,正式名称を使うようお願いいたします。教会の名称の引用に関する詳しい情報は,こちらへ: 書式ガイド書式ガイド.