メリーダイアのテッシュダイアバー、は病巣の除去にとても良いです。
但し、病巣除去を一塊でした後に使うのが基本。
これで、骨面をなぞることで、軽く骨面一層が削れる感じでへばり付いた病巣を取り切るのに非常に使えます。
...でも、それではまだまだ甘い。
骨面をほんの少しなぞって削合して、一見綺麗な骨面を出せても、その硬い皮質骨の奥に骨孔通じて病原菌は侵入していて又別のコロニー作ってるかも知れない。
それは、繊細で細かい器具用いて、触知することでしか発見することは出来ません。
下手すると、蟻の巣のように骨髄内で巣食っている可能性すらあります。
それらの病巣を取り切らないと、抜歯即時植立インプラント治療は感染を起こして失敗してしまうかも知れません。
取り切る自信がない方は、抜歯して1週間から10日すれば、出血に伴う免疫反応で抜歯創内は無菌化すると分かっているので、その時にインプラント植立手術をすれば良い、と分かっています。
更に心配なら2週間後、とかにすれば良いでしょう。
その時も、もう一度チャンと病巣の合った辺りは掻把して、綺麗な骨面でホール形成して、骨からの出血を促すのは言うまでもありません。
骨を治すのは、骨からの血。
血がないと傷は治りません。
そして、血の質が悪い人は、治りが悪いです。
体質は血質とかなり連関している、と思います。
血質は、普段から食べているモノ、特に3年前位から食べているモノが今の身体に成ってますから、治療始まって直ぐに変えても即効性はありません。
タバコなんて、完全に影響が抜けるのに8年位掛かるそうですから。
日常生活習慣が身体に繋がる。
嗜好を超えて頑張らないといけない。
話がずれたので、戻します。
病巣の除去、可及的な減菌化は従来の学説ではまだまだ全然未熟、と思われるので、ライト付き強拡大鏡(最低サージテル5倍以上)で良く見て、専用の細かい器具器材を用いて、徹底的に廓清していただきたい、とお願いします。
失礼ですが、特に口腔外科出身の先生方が、考え方捉え方が甘い気がして仕方がないです。
生体が原因がなくなれば治す、と言う迷信は、本当に金輪際捨てていただきたい、徹底した廓清が必須である、と考えを修正いただきたい、と願います。