このところ温かい日が続き、
次々と家屋に浸入してくるカメムシとの激闘に身をやつす日々でしたが、
今日は一転して爽やかな涼風吹き抜ける秋晴れの日になりました。
いやぁ、なんとも気持ちのいい日ですね。
見上げれば青い空。
頬を撫でる秋の風。
そして――、
鼻孔をくすぐる焚火の香り……ん?
焚火!?
どこかで落ち葉焚きでもやっているのでしょうか?
辺りを見回すと、
ゲレンデの中腹で、火炎放射器を持ったスタッフが何やら火をつけています。
別に芋を焼いているわけではありません。
これは「野焼き」と呼ばれる、れっきとした作業なんですね。
これからまさに「スキーシーズン」に入ろうとしているダイナランドですが、
この作業はそのさらに先に控える「ゆり園」のためのもの。
草を焼くことで、次にゆりが生えてくるときのための肥料にする効果もあるのですが、
その大きな目的は「土壌の殺菌」にあるそうです。
ゆりが美しく咲くためには、「程よい日照時間があること」「肥料をあげること」なども重要ですが、「病気にかからないこと」も大変重要な項目。
そして、その病気の元となる「菌」は地面に多く残留しており、これをそのままにしていると、翌年生えてくるゆりたちが病気になってしまうのです。
そこで、
ゆりたちがまた芽を出すであろう土地の表面を、焼いて殺菌することにより、病気にかかるのを防ぐんですね!
ヒャッハー地面を消毒だぁ!
アフターケアもばっちりだぁ!
ぽっちゃり ちゃんこ主任でした。