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ホテル稼働率、全国上昇 円安追い風、地方にも訪日客 名古屋88%、札幌は過去最高

2015年05月27日 | 日記
ホテル稼働率、全国上昇
円安追い風、地方にも訪日客 名古屋88%、札幌は過去最高
2015/5/27 15:30 日経夕刊


 ホテルや旅館の客室稼働率が上昇している。札幌の主要ホテルは直近で過去最高水準で推移しているほか、名古屋でも4月まで8カ月連続で前年同月実績を上回った。円安や観光ビザの緩和を支えに海外からの観光客が増え、定番の東京や京都に加え、リピーターが全国に足をのばしている。主要地域では客室単価も上昇し訪日外国人効果が地方にも波及し始めた。



 札幌市内の2014年度の主要16都市ホテルの客室稼働率は83%と前の年度に比べ3ポイント上昇した。4月以降も好調で、ホテルオークラ札幌の4月の稼働率は前年同月に比べ5ポイント高い。台湾からの観光客が増え、国内客の減少を補っている。
 名古屋市内の主要シティーホテル17施設の平均客室稼働率は8カ月連続で前年実績を上回った。4月は88%と4ポイント上昇した。宿泊者に占める外国人の割合(外国人比率)は36%と前年同月に比べて5ポイント増えた。台湾、香港のほか、インドネシアやマレーシア、ベトナムからの旅客が目立つ。
 初めて来た人に人気の「ゴールデンルート」では稼働率が一段高だ。京都文化交流コンベンションビューローによると、京都市内の主要25ホテルの14年度の稼働率は88%と1ポイント上昇した。東京、京都、大阪では客室が不足し、周辺地域に宿泊者が流れている。
 和歌山県がまとめた14年の外国人宿泊者数は30万人超と前年を約10万人上回り、過去最高。JR和歌山駅前のホテルグランヴィア和歌山の足元の稼働率は80%超と高水準だ。高野山(高野町)で21日まで開かれた開創1200年記念大法会には外国人観光客も目立った。
 三重県津市の「火の谷温泉 美杉リゾート」の4月の客室稼働率が68%と前年同月より7ポイント高まった。伊賀流忍者博物館(伊賀市)などを巡るツアーがフランスや台湾からの団体客に好評で「外国人の宿泊客の割合がここ2~3年で約2割になった」という。
 名古屋など主要地域では宿泊料金の単価が上がっており、東京ドームホテル札幌では4月に17%上昇した。千葉市幕張新都心にある6ホテルでは客室数を大幅に増やした1社を除くと、客室単価が約3%上昇している。
 ただ周辺部では波及していない地域もある。草津温泉旅館協同組合(群馬県草津町)の加盟ホテル・旅館に14年に宿泊した外国人客は35%増えたが「客単価は上がっていない」(同町内のホテル)。
 14年の訪日外国人客数は過去最高の1340万人。外国人の延べ宿泊者数は47都道府県のうち40都道府県で増加した。

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