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針路を聞く 杏林大学・跡見裕学長 4学部連携「グローバル」加速

【大学ナビ】針路を聞く 杏林大学・跡見裕学長 4学部連携「グローバル」加速
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 ■八王子から三鷹へキャンパス移転

 杏林大学の新年度は、東京・三鷹市内に全4学部がそろってのスタートだ。医学部などのある三鷹キャンパス近くに、井の頭キャンパスを新設、八王子から3学部を移転し、「学びの場の一体化」が完了した。今年は創立50周年の節目の年にも当たる。「新キャンパスを地域活性化の拠点にするとともに、4学部連携でのグローバル教育を加速したい」と語る跡見裕学長に聞いた。(編集委員 平山一城)

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 --都心近くへの移転効果は、さっそく志願者の数字に

 「八王子にあった保健学部、総合政策学部、外国語学部と、大学院の保健学研究科、国際協力研究科が移転しましたが、今春の一般およびセンター入試の志願者は昨年比、総合政策学部で202%、外国語学部で150%、保健学部で118%の増加をみました。八王子は緑に恵まれた環境ですが、三鷹キャンパスと離れており、全学的な教育連携が必ずしも十分にできず、医学・保健医療系と人文・社会科学系をあわせ持つ大学の利点を生かしきれない面がありました。もともと医学部が古い学部で知名度も高いのですが、他の3学部も近年、高評価を得るようになっています。4学部3大学院研究科が三鷹市に集結することにより、さらに機動的な大学運営が可能になりました」

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