夢から慈しみの世界へ

神と自然と人間の共生
神一元・善一元・光明一元の生活
人間の生命の実相は『仏』であり、『如来』であり『神の子』である

托鉢の心(真実の与える愛)

2016年04月24日 23時33分02秒 | 真理の言葉
托鉢の心(真実の与える愛)

時代の変遷を感じる今日此の頃です。
青年時代、壮年時代、円熟時代と時代をを重ねることで、その時その場所で御縁があった人々、出来事が
走馬灯の如く駆けめぐり一瞬一瞬と変化していきます。
ものの考え方も、根本的な真理は変わることは無いにしろ、生活、仕事等の表面的、合理的、物質的な改善、発達、現象を優先させ、あたかも人類全体が随分と進歩しているかのように見えます。
反面、人間本来が持ち合わせている内面的な心である情緒的な奥ゆかしい心情である慈しみ等は、
そのような進歩的な考え、物質的な文化の発達により、制限され、押し消されているようであります。
しかしこのような大きな災害等がありますと、それにより、再び人間本来の素晴らしい心である温かい、
思いやりのある優しい心、助け合いの人情味のある姿に先祖返りをするようであります。
これは今までそのような外の世界への幸福の為に努力して勝ち取ったものが失われることにより、
現象的な幸福への執着が必然的に剥ぎ取られ、人間本来の姿(実相)である『慈愛』が現れるのではないかと思われます。



釈迦が飢饉な時ほど托鉢せよと説かれました。
人間は絶体絶命の境地になりますと無限の能力が発揮されるのであります。
火事場の馬鹿力と云う言葉もあります。
その人間本来の姿(実相)である『慈愛』を引き出すのが托鉢であります。
わずかなお金で油を買って供養したという貧者の一灯が、未来には佛の位に登るきっかけになったと云います。

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