夢から慈しみの世界へ

神と自然と人間の共生
神一元・善一元・光明一元の生活
人間の生命の実相は『仏』であり、『如来』であり『神の子』である

睡眠の本当の姿を知りましょう。・・・⑬ すべての音に感謝して音を味方にしましょう。

2016年03月30日 21時40分14秒 | 健康・病気・精神分析・心理学・先祖供養・霊的実在・心霊の諸相
睡眠の本当の姿を知りましょう。・・・⑬ すべての音に感謝して音を味方にしましょう。 

現代は様々な音の中に暮らしています。
吾々は谷川のせせらぎのような自然な音、金属の音、テレビの音声等の造り出した音、飛行機の爆音等
多種多様な音の世界に依存しています。
すべての五官を閉じて瞑想することはある意味で音のない世界であります。
しかし音のない世界は却って普段の人々の心を不安に落とし入れたりしもします。
またそれぞれ音にも好き嫌いがあります。
ある禅僧は瓦石が跳ね竹にあたりまた鉢に当たった音で悟った云います。
またベートヴェンは晩年まったく耳で音を聞き取ることの出来ない状態の時に第九交響曲等の霊感溢れる曲を作曲しました。





周囲が騒々しくて眠れないのは、その喧騒に敵意を持ち自分の心がその喧騒と和解していないからである。
ある人が激しいロックの音楽をうるさいと嫌悪して眠れないと云う人が好きなバロック音楽を聴きながらスヤスヤと眠ってしまうこともあるのです。
このことはそのバロック音楽の音を憎んでいないで、心を開いてその音を愛し、和解して調和しているからです。
ある病院に一人の不眠症、神経衰弱の患者が入院し、道路の曲がり角に隣接している病室に入りました。
その曲がり角の道路は危険を避けるために、自動車が警笛をひんぱんに鳴らすのです。
それは夜間の午前一時でもかまわず自動車の警笛を鳴らすのです。
その患者はその自動車の警笛を憎み、またこのような病室に入れた医者を憎み一夜を過しました。
翌朝、医者が回診に来たので、患者は昨夜の自動車の警笛、不眠などを訴え、
これではますます神経衰弱は悪くなるばかりであると云ったのである。
その医者は夜間病人を悩ます自動車が病院のそばを通るのであるならば、
この道路を夜間だけ自動車の通行禁止をしてもらうように県に交渉しょうと思うので、
ついてはどのような自動車が夜間に何台通るのか、一晩記録して報告してもらいたいが、
自動車も色々な警笛の音があるので、種類別に昼間調査して、夜にノートに書き留めて置いて頂きたいと云ったのです。
翌朝その医者が回診に来て、昨晩は何台の自動車が通りましたかと尋ねました。
患者は『あいにく二十三台手帳に書きとめましたがそのまま寝てしまいました。』
その患者は自動車の警笛が自分を傷け、うるさいものであると思っている間は自分を悩まし、害を与えていたのです。
しかし医者からの依頼で自動車の警笛の調査する為に、ポジテイブな前向きな心でその警笛を聞いたので、
そのうるさいと思われていた音は彼を害することは出来なかったのです。
すべての人生の出来事はそれが、病苦であろうが、災害であろうが、吾々にある教えを伝え導くものである。
自動車の警笛を素直に聞き入れ、その意味を知りたいと謙虚な心になりその事実に従い、
和解するとき害されることなく安眠出来た如く、そのような心境になり、またなお一層、有情非情すべてのもの事に
感謝するとき、一切のものは吾々を害することは出来ないのです。
・・・・・続く















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