幽体というのは、現象界に対して、人間の隠された想念の塊です。
本能や、内臓器官の意識、無意識の欲望など、魂の底辺にある意識の領域です。

その領域は、過去世の執着や、他の類魂の想念も集められます。
一般に言う「業」というものです。
業はマイナスのイメージですが、プラスの業があります。「徳」です。

徳は、人間の望みをかなえ、想念を実体化する力を与えます。

つまり、徳も業も、幽体の中にある、想念(意識)の状態、と言えます。
業は、自霊の「借り」なので、他の霊や人間に対して、何かをやってもらうと増えます。
お金を借りたり、我慢させたり、譲ってもらったり、迷惑をかける、ずるいことをするなど。

徳は、業行為の逆で、ボランティアのように相手にとって

良いことをやってあげると増えます。

徳は想念を実体化する原動力になります。
業を減らして、徳を多くするように行動していけば、大抵の願い事は叶いますが、

実は、業も必要なものなのです。

というのは、先にも言いましたが、業も、霊体の構成物なのです。

業が無ければ、霊体を維持することができません。
業は、肉体を作る物質と密接な関係があり、業が無ければ、健康が保てません。

 

 

 

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