浦和がPK戦を制し13年ぶり2回目のルヴァン杯制覇! 07年ACL以来のタイトル獲得

緊迫の決勝は両者譲らず ペトロヴィッチ監督は悲願の主要タイトル初戴冠

 今季の国内最初のタイトルを争うルヴァン杯決勝は15日に埼玉スタジアムで行われ、ガンバ大阪と浦和レッズによる熱戦は両チーム一歩も譲らず1-1の同点で延長120分を戦い終え、PK戦の末に浦和が勝利。クラブ初タイトルを獲得した2003年大会以来、13年ぶりの優勝を飾った。

 試合は立ち上がりに浦和FW興梠慎三やMF関根貴大がミドルシュートを放つなど浦和のペースでスタートしたが、次第にG大阪が守備からリズムを作り始めた。

 そして試合が動いたのは前半17分、浦和が人数をかけて攻撃に出た局面で、DF槙野智章が中央からドリブルを仕掛けたところでG大阪守備陣にボールを奪われると、一気のカウンターに。自陣でボールを受けようとするFWアデミウソンが、マーカーの浦和DF遠藤航と入れ替わるようにして前を向き、そのままドリブルで独走。GK西川周作との1対1を冷静に制してゴールに流し込んだ。

 G大阪は浦和が攻撃に掛かるところで前線に入る縦パスに対して厳しく寄せて起点を作らせず、浦和の攻撃は停滞。前半30分過ぎには、浦和MF宇賀神友弥が負傷してMF駒井善成と交代になるアクシデントにも見舞われた。

 結局、浦和はビッグチャンスを作り出すことができずに無得点。G大阪が1-0とリードを保って前半を終えた。

 

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