名寄でひまわりを巡る旅　星空とひまわりのコラボレーションに感動！

【投稿日】2017年07月14日（金）｜北海道発

ひまわり畑を「はしご」する楽しさ

名寄のひまわり畑

道北に位置する名寄市（なよろし）の夏の見どころはひまわり畑。このまちのひまわり畑は映画「星守る犬」のロケ地にもなっており、全国的にも有名になりました。

市内にはいくつものひまわり畑が点在し、その総面積はおよそ50ヘクタール。約500万本ものひまわりが咲き誇ります。見ごろを迎えるのは7月中旬～8月中旬。7月末～8月20日頃には、イベント「なよろひまわりまつり」も行われます。

■ 名寄のひまわりの見どころ

名寄市内でひまわりを楽しめる主なエリアは大きく2カ所。「サンピラーパーク」がある「日進エリア」と、「MOA名寄農場」のひまわり畑がある「智恵文エリア」です。

【日進エリア】
名寄のひまわり／サンピラーパーク2

「なよろひまわりまつり」のメイン会場となるのは日進エリアの「サンピラーパーク」。この公園での見どころは、市内が一望できる「ひまわりの丘」です。斜面いっぱいの「黄色いじゅうたん」は、約3ヘクタール。丘の頂上から眺めると、すべてのひまわりが東向きに咲く圧巻の景色を望むことができます。

道北地方の名寄は日没が遅く、夕方以降の景色も美しいと大評判。サンピラーパークではひまわりの開花中、20時までライトアップを実施。夕暮れどきから、徐々に色を変える空とひまわりのコラボレーションを楽しみましょう。

■北海道立サンピラーパーク
【住所】名寄市字日進147
【交通】車：札幌中心部から約3時間(道央自動車道　札幌IC→剣淵IC経由)
　　　　　　旭川市から約1時間40分(道央自動車道　旭川鷹栖IC→剣淵IC経由)
【営業時間】9時～18時（5月～10月）、10時～22時（11月～3月）、9時～17時（4月）
【料金】入園無料
【駐車場】あり（無料)
【問い合わせ】01654-3-9826
【公式サイト】http://www.nayoro.co.jp/sunpillarpark/

【智恵文エリア】
名寄のひまわり／MOA東雲

▲MOA東雲会場のひまわり

名寄のひまわり／MOA迷路

「智恵文エリア」で見られるのは、自然農法研究を行う「MOA名寄農場」のひまわり畑。こちらでの会場では、黄色以外の珍しいひまわりを展示栽培する「世界のひまわり展」や、職員が毎年工夫を凝らして作る「ひまわり迷路」も楽しめます。

名寄のひまわり／ひまわりパウダー

名寄のひまわり／ひまわりカフェ

また、MOA名寄農場ではひまわりを使用した食品の開発にも積極的。農薬を使わず育てたひまわりの花びらをフリーズドライにし、粉末にした「ひまわりの花パウダー」は、天然の食品着色料として注目されています。地元高校やベーカリーでは、このパウダーを使用したパンや菓子を開発しており、ひまわりまつりでも「ひまわりカフェ」として販売。名寄ならではのお土産としても注目です。

■名寄智恵文ひまわり畑
【住所】名寄市智恵文クウカルウシユナイ　MOA名寄農場
【交通】JR：宗谷本線智恵文駅から車で約30分
　　　　車：札幌中心部から約3時間(道央自動車道　士別剣淵IC経由)
【営業時間】9時～18時　※季節によって変更あり
【料金】入園無料
【駐車場】あり（無料)
【問い合わせ】01654-9-6711／なよろ観光まちづくり協会
【公式サイト】

名寄のひまわり／北の耀き

もうひとつ、ひまわり油「北の耀き」も人気の商品。薬品をいっさい使わずに、何度もろ過してつくられた植物油は、美しい黄金色。甘く香ばしい香りと、深いコクが特徴の健康油です。

■ 名寄の美しい星を楽しむために
名寄のひまわり／ひまわりライトアップ

サンピラーパークの「ひまわりライトアップ」は、見ごろとなる時期にはほぼ毎晩行われますが、8月12・13日のみ実施されないので要注意です。その理由は夜空にあり。

名寄は、ひまわりとともに「星空」の美しさでも有名な町なのです。8月12・13日はペルセウス座流星群が訪れる日。この二日間のライトアップ中止は、星空観賞を楽しんでほしいという願いが込められています。

また、サンピラーパークのライトアップそのものも、星空観賞を妨げることのないよう下向きに設定されています。夕方から夜にかけてひまわりを鑑賞し、その後、星空観賞を楽しむのもおすすめの名寄旅行プランです。

名寄のひまわり畑は咲くエリアが点在しているため、じっくり巡って楽しみたい人には、車・レンタカーの利用がおすすめ。のんびりとお気に入りのスポットを探してみましょう。