まるランニングマガジン

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Takemaru Yamasaki マラソンランナー&プロランニングコーチ

ぼくが今まで走ったハーフマラソンの中から、タイムが狙える高速コースBEST10を紹介

ぼくもそれなりに全国の色々な大会を走ってきました。

特にハーフマラソンには力を入れており、マラソンのためのスピード持久力をつけるため、レースのスキルを向上させるため強化が不可欠な距離だと考えています。

 

今回は、ぼくが今まで走ったハーフマラソンの中から、タイムが狙える高速コースベスト10を紹介していきます。

  

 

10位・ ひだか茂平マラソン

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11月下旬開催のひだか茂平マラソン(高知)。四国のマラソン大会は残酷系(急激なアップダウン)のコースが非常に多いのですが、茂平マラソンは全体的にフラットで初心者から記録狙いランナーまで走りやすいコースとなっています。

ただ時折ローカルコース特有の狭い小道のアップダウンや土道の部分もあるので少し面くらうかもしれません。色々変化もあって面白いコースです。

 

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9位・久喜マラソン

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 川内家のホームレース・3月下旬開催の久喜マラソン(埼玉)は非常によく考えられたコースで、一部道が狭い所や風の影響を受けやすい所もありますが全体的にフラットでとても走りやすいコースでした。

まだ陸連公認コースにはなってないようなので、勿体無く感じますね。

大会の規模も程よく、ウォーミングアップエリアや整列等、歴史の新しい大会ながら洗練されていてストレスフリーな印象を受けました。

ローカル感のある大会ですが、交通アクセスも良く地方からの旅ラン初心者にもとてもオススメの大会です。

 

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8位・高橋尚子杯ぎふ清流ハーフマラソン 

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急速に日本を代表する国際大会に成長した4月下旬開催のぎふハーフ。

全体的に平坦な所が多いですが、細かいアップダウンも何ヵ所かあります。

 

当初の5月から4月下旬開催になったものの気温が高くなる日が続いています。

ぼくの2回目のチャレンジでは気温が30℃近くまで上昇しました。

 

大規模な大会であるため、スタート時は混雑もあり、また競技者向けサポートも設定されてないため、現時点ではアスリートランナーが自己ベストを狙うにはしっかりした準備と下調べが必要と言えそうです。

 

何はともあれ日本では数少ない国際級ハーフマラソンの雰囲気にテンションは上がるはずです。

 

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 7位おおいたハーフマラソン廃止に…

 

 

 

 

6位・台北ラソンハーフの部

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12月中旬開催の台北ラソン。海外レースはコース図ではフラットで走り易そうに見えても”路面の傾きやボコボコが多い”、"急カーブが多い"、"その他なんとなく整備された日本のレースより走りにくい"といった印象がありましたが、台北のコースは実際走ってみると、かなり走りやすく感じました。

終盤は橋や高速道路、トンネルの中を走ったりするので、じわじわアップダウンは効いてきます。

 

朝7:00スタートですが、この時期の台北の気候が穏やか(15~20℃くらい)なのもプラスの要因になると思います。ただ雨の確率はそれなりにあるようなので準備はしておきましょう(コンビニは沢山あります)。

 

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5位・仙台国際ハーフマラソン

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トップランナーも数多く出場する5月上旬開催の仙台国際ハーフマラソン。全体的にフラットでクセが無いコースで、陸連登録者のための競技場アップができる枠も用意されており、良い状態で集中して臨める大会でした。

ただ、トップ選手の記録を見ると凄くタイムが出やすいコースという印象はあまり無いかもしれません。

時期的に気温が高くなりやすい事、最初の5kmと終盤の橋のアップダウン、2度の折り返しを含むカーブも若干多い印象を受けました。

 

スタートの勢いというよりかは、じっくりイーブンペースで押していく方がタイムが出やすいコースのように感じます。2度目のチャレンジでは良い競り合えるグループも見つかり、自己ベストを更新することができました。

 

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4位・ゴールドコーストラソン(ASICS HALF MARATHON

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7月第1週開催のゴールドコーストラソン。フルの序盤~中盤の狭い直角カーブの部分がカットされ、一番走りやすい後半部分の箇所を中心に構成されたコースでかなりスピードが出しやすく感じました。

参加者が一番多く、豪州のトップ選手も数多くハーフの部の方を選んでいる理由もわかるような気がします。

 

懸念される点は6:00スタートという日本ではほとんど無いような早朝レースということですが、特別な準備をしていなくても大会になればなんとかなるもので、とにかく気候が良いのでとても良く身体が動きました。

また競技者向けサポートも細かく設定されており、ぼくの持ちタイムならば最前列に並び、スタート付近で直前アップもさせてもらえました。 

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3位・丸亀国際ハーフマラソン

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 今や日本で一番注目されているハーフマラソンレースと言っても過言ではない2月第1週開催の丸亀ハーフ。長距離があまり盛んでない四国にこんな大会がある事がただただ驚きです。 

 

スピード感を感じやすい狭い道、前半の下りから始まる波打つような適度なアップダウンが良いアクセントになっているように思います。

 

競技者向けにグループ分けしたウェーブスタート制度があるのも嬉しい所です。 

それにしてもトップランナーとのすれ違いは迫力満点。2:50/km前後のスピードで約60分走り続けるというのは驚異的ですね。

ぼくくらいのレベルだと、周りが速い選手が多いので若干オーバーペースになりがちかな、とは感じました。勢いに乗って15kmまでに疲れ切ると、後半のダラダラとした上り坂で知らず知らずのうちにペースダウンしているので注意です。

 

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2位・赤羽ハーフマラソン

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 1月中旬に開催される東京赤羽ハーフマラソン。荒川の河川敷を真っすぐ走って折り返すだけのシンプルなコース。路面も綺麗で走りやすく、カーブはほぼ無し、アップダウンも9km付近と折り返した所くらいの小さな坂しかありません。ぼくにとってはレベルの合う大学生も沢山出場しており、予想以上に速いペースで楽に走れるのに驚きました。

河川敷なので風が強い日は非常に影響を受けやすいのと、やや道が狭く感じる所もあるのがマイナスポイントでしょうか。

 

程良く競技志向な大会で、規模も大きくなく整列も急がなくていいのでストレス少なく走ることができるのもプラス。アクセスが良いのも遠征組には嬉しいポイントでした。タイム狙いにはトータルで非常にオススメの大会と言えそうです。

 

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1位・大阪ハーフマラソン

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今まで最も走りやすいと感じたコース、それは1月の大阪ハーフマラソンでした。

女子のエリートレースでタイムが出やすい大阪国際女子マラソンと併設されている

このコースはとにかくシンプル。ほぼ平坦な上にカーブも少なく道も広いのでとにかく快適でスピードが出しやすく感じました。

ヤンマースタジアム長居でのフィニッシュも感動的です。

 

元々大阪女子のおまけ的なポジションでしたが、年々トップ選手のレベルは上がっており、予想通り日本屈指の高速ハーフマラソン大会として認識されつつあります。

 

非常に残念なのが、一部の招待選手以外はタイムが速かろうが全く競技的なサポートはなく非常に寒い時期にも関わらず40分前に整列完了しなければいけない事ですが、そろそろ改善されていないかな。

 

対策としては、昼スタートなので朝練をして事前ウォーミングアップをしておくといいでしょう。

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番外編・高島平ロードレース(20km)

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最近では少なくなった20kmのロードレースですが、何度も出ているお気に入りの高島平ロードレースを番外として加えさせていただきました。

 

アップダウンはほぼゼロ。5km周回を4周走る極めてシンプルなコース、競技者向けのストレスフリーな運営もありがたいです。

周回ゆえにやや直角なカーブが多めに感じる事と、時期的にやや気温が高めになる事もあるのはタイム面ではマイナスポイントでしょうか。

 

2016年大会終了後、突然の大会終了アナウンスは衝撃でしたが結局継続開催が決まったようです。よかった。

 

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あくまでぼくが今まで走った大会から選んでいるので、他にもタイムが出やすい大会はまだ他にも沢山あると思います。

箱根駅伝を目指すランナーが数多く出場し世界屈指の記録水準の高さを誇る「上尾ハーフマラソン」や、長い歴史を持つ熊本の「金栗杯玉名ハーフマラソン」あたりはぜひ一度走ってみたいですね。

 このリストは今後も更新していきたいと思います。

 

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