女が男をダメにする?母親が息子をダメにする? | 社会貢献を仕事にしたい人の夢をカタチにする

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自分のやりたいことを実現するためには、他者の協力が必要です。他者から協力を得るためには、伝える技術が必要。相手に伝わるための、あり方とやり方を追求します。

自殺する人、犯罪をおかす人、引きこもりになる人・・・どれをとっても、問題を抱えている人の割合は男性が高い。


人口の男女比から考えると男女半々ぐらいの割合でもいいはずなのに、男性が多いのはなぜか?


私なりに考えてみました。


自殺に関して(特に借金苦などの経済的理由)は、よく言われるような「社会的役割」(男性が夫として家庭を、経営者として企業を支えている場合が多い)からくるともいえるでしょう。

でも、私はもっと本質的な原因があるように思うのです。

大雑把にいうと2つあります。

1つ目は、「もともと男性はポキッと折れやすい存在だ」ということ。

体の骨格を見ても、男性はガッチリしていて強く、女性はポッチャリしていて柔らかい。

力仕事をするには、男性の“ガッチリ”が適していますが、反面この「固さ」は外圧がかかった時に、枯れ枝のようにポキッと折れる。


一方、女性の“柳の枝”のような「しなやかさ」は、(これを叩く武器には使えないが)外圧がかかってもなかなか折れない。

そんな要素が精神構造にも当てはまるのではないかと思うのです。

2つ目は、ちゃんと子育てできない母親が、子供(特に息子)に悪影響を及ぼしているということ。

一般的に子育てに関わる時間が長く、育児への関心が高いのは母親です。

良くも悪くも母親の影響力というのは絶大です。

仮に父ちゃんが飲んべいのぐうたらでも、母親が子供に愛情を注いで躾をキチッとやったお陰で子供が立派に育った、という事例は世の中にたくさんあります。

香川大学の岩月教授(カウンセリング現場で多くの実体験データをもっている専門家)によると、母親の影響は息子に、父親の影響は娘に出やすいそうです。

この仮説のもとに、自分の周囲を見渡してみると、なるほど当たっている、と思える実例が多々あります。

成功している方々の話を聞くと、ほとんど例外なくお母さんを尊敬しています。


テレビの「グレートマザー物語」という番組を見ても、それはわかります。

逆に、なかなか幸せをつかめない人、犯罪を起こしてしまう人達を見ると、母親が嫌いな人、憎んでいる人が多いのです。

あの神戸の児童殺傷事件を起こした「酒鬼薔薇聖斗」こと、少年Aの少年鑑別所での手記を読みましたが、自分の母親のことを「ブタ野郎!」と罵るほどに、憎んでいます。

こう考えると、一人の女性(母親)の存在が、良くも悪くも社会に及ぼす影響はとても大きいものだと感じます。


子育てとは、それほど重要で大切な役割なのです。

最近は、専業主婦は価値が低く、社会に出て働いてお金を稼ぐことに価値があるというような風潮があります。

実際私の周りでも、「自分はタダの専業主婦だ」と卑下する人が多いです。

でも、お母さんには、もっと自信とプライドをもってもらいたいなぁと思います。

また、お母さんばかりに過度なプレッシャーがかかって追い込まないよう、周りからの温かいサポートも大切です。