ボイスヒーリングの呼吸と発声を感じるボイスヒーリングの響きコンサート、盛況のうちに終了

7月7日の七夕の日「ボイスヒーリングの響きコンサート」がアクロス円形ホールで開催されました。

雨にもかかわらず、たくさんのお客さんが来てくださったことに心から感謝しています。

アクロス円形ホールは、ステージと客席が円の中に作られているとても素敵なホール。

今回の演目は歌だけではなく、

手話歌や誘導瞑想による自分のハートに会いに行く体験、

音楽を感じて即興で絵を描かれるライヴペイントなどもありました。

また、お芝居と歌のステージ、ボイスヒーリングの呼吸や発声の体験など、

本当にたくさんのことを楽しんでいただけるプログラムだったと思います。

 

このコンサートは、

ココペリーナのメンバーの田中美佳さんとその友人の重田明子さんが、

コンサートがやりたいね!ということで会場をかり、

何ヶ月もかけて準備し実現したコンサートです。

二人のやりたいコンサートを実現するために、参加メンバーを集め、

舞台側の人もふくめて沢山話し合いを続けてきました。

そして、実現したコンサートです。

とても、素敵なコンサートになったと思います。

 

 

今回のコンサートとの中で、

誘導瞑想(コンサート内プログラムではハートに繋がるヒプノセラピー)による

自分のハートに会いにいくワークショップは、初の試みでした。

田中美佳さんの誘導によるボイスヒーリングの呼吸と発声を、

会場の方に体験していただきながら、西琴美さんの誘導によって、

私たちは自分のハートを感じる旅にでました。

西琴美さんの声はとても心地よく、私たちをあっという間に、

自分の魂の旅へと連れて行ってくれたのです。

西琴美さんの誘導のバックでは、

ココペリーナの3人による、ヒーリングボイスが美しく響きました。

このプログラムは、どこにもない、プログラムだったと思います。

みなさんは、それぞれ自分のハートと、しっかり繋がることができたのではないでしょうか。

はじめての方は、ボイスヒーリングの響きの体験とともに、本当に貴重な体験になったことでしょう。

 

(記事中の画像はFacebookでシェアされていたものなど、他の方が撮られたものを掲載しています。後ほど差し替えるかもしれません)

そしてそれぞれの演者は、自分なりの表現として自分の演目を精一杯演じました。

そこには、それぞれの人生での体験を通して自分をみつめ、

自分を表現するという決意があったと思います。

人生の中でのいろんな体験によって、歌うことが苦手になったり、

トラウマがあって思うように声をだすことができなかったりした人もいたでしょう。

とくに声は心と深くつながっていますので、

心が解放できなかったら素直に声をだすことができないこともあります。

また、自分を表現することを怖がったり自信がない人もいたかもしれません。

それでもハートを開いて自分を表現することに挑戦し、

見事にステージの上で自分を生きることができたように感じました。

 

 

自分にもどる日

コンサートのサブタイトルのように、今回のコンサートでは、

みんなが本来の自分に戻ることができたのではないでしょうか?

私自身もこの日のコンサートで本来の自分にもどることができたと思います。

私は歌う仕事をはじめて今に至るまでに、

ずいぶん長い間声を失っていたことがありました。

もう、歌は諦めようと思っていたほど。

そんな時、本来の自分にどって、

もう一度歌ってみたい!と思った瞬間がありました。

それは、ある授産施設での小さなクリスマコンサートの時のことです。

私の歌を待ってくれている人たちがいて、

今までに経験したことのない歌が始まる前の美しい沈黙がそこにありました。

そして歌いだすと、私の歌は水の流れのようにどんどんみんなの中へ吸い込まれ流れていきました。

歌のサビの部分では、声をだしたり拍手をして喜びを表現してくれる人たち…

評価されるために歌うのではなく、

本当に喜んでもらえる人たちのために歌えたらどんなにいいだろうと思いました。

 

 

その時に歌ったのがアメイジング・グレイス

それは歌の歌詞の通りの、私にとってもびっくりするほどのお恵みでした。

だから私のプログラムは、この歌をプログラムの最初に置いて、この歌から始まりました。

 

 

私の歌った歌たち

長い間歌を歌っていると、その時々の自分の気持ちにぴったりの歌を歌うことがあります。

自分は、この歌に出会うために歌い続けて来たんだと思うこともあるのです。

「自分のもどる日」ということを意識して、曲を選んでみようと思ったとき、

たくさんの歌たちがいつも私の側にいて、

本来の私でいられるように支えてくれていたことに気がづきました。

 

ユー・レイズ・ミー・アップ

そんなたくさんの歌の中でも、数曲に絞ろうと思った時、

一番に浮かんできたのは「ユー・レイズ・ミー・アップ」という曲です。

「ユー・レイズ・ミー・アップ」をはじめて聴いたのは、

ジョシュ・グローバンという男性のシンガーが歌ったものでした。

その頃の私は、自分の力ではどうにもならないことがあると、

この世の終わりのようなことを思って沈み込んでいたと思います^^。

そんな私に、

いつもあなたのことを思ってそばにいてくれる人がいるよ……と教えてくれたような歌でした。

今回は、日本語バージョンで歌ったので、より歌詞がみなさんのところに届いたように感じています。

 

 

誰より愛しい人

もともと「アンドレ・ギャニオン」というピアニストの曲だったと思いますが、

それに日本語の歌詞をつけて、ミネハハさんという方が歌った歌です。

「自分の音が、あまり好きではなかった。」けど

「この曲の練習中に、音が降ってくるようになったんだよね。」と告白した、

私の相棒ピアニスト「木下順子」さん。

そうなんです、この曲は木下順子さんが自分のピアノが変わった瞬間を体験した曲です。

私たち、二人で音楽を創っていますから、この曲は私にとっても大切な曲になりました。

 

 

カッチーニのアヴェ・マリア

この曲は今ではとても有名になって、

アヴェ・マリアといえばカッチーニというほど、みんなが知る曲。

そして、私がこの曲を知ったのは夢の中。

その頃、友人の子どもさんが病気でなくなったのですが、

その子が天使の姿で私の夢に出てきて、この曲を歌ったのです。

朝目覚めても、そのメロディは、頭の中で鳴り響いていました。

何度もリフレインするそのメロディが気になって気になってしかたなかったのですが、

目覚めたその日のうちに、実際に聴こえてきたのです。

ホテルのカフェラウンジだったかな?

すぐに、その曲名を教えてもらって、楽譜を買いにいきました!

私にとって、カッチーニのアヴェ・マリアはその子が教えてくれた大切な曲なんです。

そして、木下順子さんのこの曲のピアノのアレンジがとても好きです。

 

 

GOLD

どうして、この曲を知ったのかは、忘れてしまいました。

これは、「カミーユとロダン」というミュージカルの中で歌われる曲です。

彫刻家ロダンとその愛人カミーユの恋の物語は壮絶でした。

この歌は、深く愛し合い、傷つき、苦しみ抜いた末、

精神をわずらい病院で死んでいく天才芸術家カミーユが歌う歌です。

苦しいことばかりの人生のような気がするけれど、

それでも私は、一筋の光「GOLD」に触れたのよ…と人生の最後に歌うカミーユ。

はじめてステージで歌ったときは、涙なしには歌えませんでした。

私は、自分が自閉傾向があって霊的に敏感な子どもだったので、

幼いころから生きることが本当に苦しかったのですが、

そんな子どもを育てていた母も、本当に苦しかっただろうと今になって思います。

私たちの人生は、楽しいことばかりではなく本当に苦しいこともある。

苦しかったり、悲しかったりしたときには、思いっきり泣くことが大切です。

本を読んだり、映画を見たり、歌を聴いて泣くことができたら、

それは少しでも心が開放される瞬間です。

だから私は、

コンサートをする時に思いっきり泣ける歌を1曲は歌いたいと思います。

自分のためにも(笑)。

歌を聴いて、いろんなことを忘れて思いっきり涙を流せたなら、

それは心が開かれる瞬間にもなると思うのです。

 

 

ひとりひとりのこれから

それぞれグループで、または個人でステージに立ったのですが、

ステージで歌うことで、さらに自分の課題を見たことでしょう。

また、今の自分のできることと、これから目指していきたいことも感じたことでしょう。

自分自身を生きることは、だれでもない唯一無二の自分を表現することでもあります。

もっと心を開いていこうとか、自分は自分でいいんだとか、

怖がらずに自分を表現してみようとか・・・

ステージに立つまでに、また立ってみて感じたことを、

ひとりひとりが、これからしっかり生きてくことでしょう。

今回のステージは、その始まりになったと思います。

あとは日々の中で、自分を生きるために、

何を選択し決心して行動するかにかかっています。

私ももう少し意識して、ひとつひとつの考えや行動ができるといいなあと思っています。

なにより、自分を生きるために…。

ボイスヒーリングの響きで歌えるようになることは、自分らしく自分の歌を歌うことです。

 

 

 

ル・シェノンの3人は、その歌を歌っている歌手の世界を越えて、自分たちらしく歌うところへ。

 

 

重田朋子さんは、自分の良さをわかって認め、怖がらずに自分を充分に開いていくことろへ。

 

 

ココペリーナは、もう一歩進んで、一人ひとりの世界をしっかり表現した先に、3人の響きがあるとことろへ。

きっと進んで行くはずです。

 

 

そして、加護ひかりさんは、プロで活躍されている素晴らしい歌い手です…

ひかりさんも、さらなる自分の世界を大きくひろげていってほしいです。

 

私は、それぞれのみなさんの、変化(メタモルフォーゼ)を観るのを、とても楽しみにしています。

 

 

ボイスヒーリングの声で「オープンハート」で歌う歌


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今回、ボイスヒーリングの響きで会場をいっぱいにしたいという思いがあって、

言い出しっぺの田中美佳さんはコンサートをやろうと思ったそうです。

コンサートに参加したくださった方は、ボイスヒーリングの呼吸や発声を、

田中美佳さんの誘導によって体験しました。

そして、みなさんは、自分が緩んでいく体験をして、

きっと心地よい感覚をもたれたことでしょう。

ボイスヒーリングは、まず自分自身が響くこと、

そしてその自分自身の響きが、一緒に声をだす人や、

空間と共鳴していくことで、豊かな響きを作り出します。共振共鳴の世界です。

円形ホールはとても魅力的な会場ですが、

本来のボイスヒーリングの響きの歌を体験してもらうには、少し不向きな会場でした。

もし、会場がちがっていたら、

もっともっと豊かな響きを感じていただけたのになあと、

それだけがちょっと残念なところです。

それでも、それぞれが、本当に一生懸命歌って、

それなりの響きの空間をつくっていたのですから、すごいなあと思います。

このようなコンサートを、またやりたいですねとみんなで言っているので、

次はコンサートに適した会場で、本来のボイスヒーリングの声の響きを、

そしてその発声での歌を、存分に体験していただけたらと思っています。

どうぞ、その日を楽しみにしていてください♫

 

 

次なるコンサート「愛のうた」

 

次なるコンサートは、9月10日(日)18時30分から、ふくふくプラザホールにてあります。

私のソロコンサートです。ピアノはいつもの木下順子さん。

このコンサートは、5月にソロコンサートを沖縄でやったのですが、福岡でも是非!というお声にこたえてのコンサートです。

ありがたいことです。

沖縄では、私ひとりでしたが、今回はココペリーナのメンバーも一緒に歌って、楽しいコンサートにしてくれます。

人が一生の中で出会ういろんな体験を、歌にして綴ってみようと思っています。

どうぞ、お時間あけて、聴きにきてください。