週刊文春の編集部からＣＤ―Ｒを入手するのに約２年かかったことなどについても質問が及んだが、井上次席は「早期に入手できていればよかったと言えばその通り」としながらも、「（入手までの時間が）長すぎたかどうかはなんとも言えない」と捜査への影響は認めなかった。

　加野被告は昨年１０月３１日に地方公務員法（守秘義務）違反容疑で逮捕されて以降、約９か月間にわたり勾留が続いているが、勾留の長さについても「捜査のために必要なことをやった」と正当性を訴えた。

　加野被告の不起訴で捜査は振り出しに戻る。今後の捜査の見通しについては具体的な言及は避けたが、「捜査は続けていく。現に続けている捜査もある」と捜査を断念したわけではないことを強調。「結果が出ていないので偉そうなことは言えないが、私たちが諦めていると言うべきではないし、引き続きやっていくしかない」と厳しい表情で決意を述べた。

引用：地検「捜査問題なし」　元警部補不起訴 : 富山 : 地域 : YOMIURI ONLINE（読売新聞）