函館市芸術ホールで開かれた『長澤晴浩と心を奏でる会イン函館』。
私は、長澤さんと共演してくれた函館白百合学園吹奏楽団の、三年生のみなさんと受付の係を担当しました。
実は三年生、この9月にあった定期演奏会で部活は引退していますが、今回は受付や陰マイクなどのお手伝いに駆けつけてくれたのです。
音楽やコンサートなどには疎い私を尻目に、テーブルを出したり、パンフレットを並べたり、ポップを書いたりと、手際良く準備してくれました。
受付開始後は、受付前から詰めかけていた視覚障害の方々に、大きな声で挨拶をして、点訳パンフレットを渡してくれました。
二部は、白百合学園吹奏楽団のマーチののち、長澤さんと白百合学園吹奏楽団との共演で、「ラプソディー・イン・プルー」。
ご覧になった方々が、長澤さんもとても楽しそうに弾いていて、白百合学園吹奏楽団も、三年生が抜けた体制になったばかりにもかかわらず、長澤さんのピアノと対決しようという気持ちが伝わってくる、素晴らしい演奏だったと話していました。体調が思わしくない生徒さんもいた中、一体となって立ち上がっていく姿に、私は思わず涙が出ました。そして、自分たち、大人があそこまで真剣に自分の役割に誠実に向き合っているだろうかと、生徒さんたちに大切なことを教えられたように感じました。
コンサートから一夜明けた今日、長澤さんは函館空港から帰路につきました。
長澤晴浩さんという一人のピアニストの存在が触媒となって函館も熱い感動に包まれた一日でした。
私も、受付を担当しながら、熱い感動をもらうことができました。
コンサートにかかわって、あらためて函館って、いい街だなあと、思いました。
長澤さん、またぜひいらしてください。
写真の説明
1-函館市芸術ホール外観
2-当日パンフレットの函館白百合学園吹奏楽団の写真
3-受付開始前。受付よりロビーの遠景。大勢の方々が受付を待っている。
4-「受付」「当日券」と書かれたポップ。生徒さんが書いてくれました。
5-演奏中。人の途切れた受付風景。中では「ラプソディー・イン・ブルー」を演奏中。
6-演奏終了後、集合してミーティングしている函館白百合学園吹奏楽団のみなさんの後ろ姿
7-空港内を歩く長澤さん、後ろ姿。
8~11 -離陸していく長澤さんを乗せた飛行機、エア ドゥ機。
12-函館空港内でピースする長澤さん。
13-ハコダテエアポートと表示された、空港屋上デッキの看板と空港の管制塔。
14-背後からの夕日に照らされた函館山。