東京停電

送電網ぜい弱 基幹ケーブル焼け被害拡大

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地下を走る直径20センチ前後のケーブル。現場で焼けたケーブルは直径13センチ前後だが、構造は同じ=停電についての記者会見があった東電本社で2016年10月12日午後、森健太郎撮影
地下を走る直径20センチ前後のケーブル。現場で焼けたケーブルは直径13センチ前後だが、構造は同じ=停電についての記者会見があった東電本社で2016年10月12日午後、森健太郎撮影

 12日に東京都心部で起きた大規模停電で、都心から約20キロ離れた埼玉県新座市の変電所近くで燃えた送電ケーブルは、敷設から約35年が経過していた。詳しい火災原因は現時点で分かっていないが、送電網のたった1カ所で起きた火災が約58万戸もの停電を招いた。首都圏のライフラインのもろさが浮き彫りになった。【森健太郎】

 東京電力によると火災は12日午後2時50分ごろ、新座変電所と東京都の豊島変電所、練馬変電所を結ぶ送電ケーブルが通る地下約7メートルのトンネル内で起きた。

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