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「慰安婦」被害者に会ったカン・ギョンファ外交長官候補「真正性ある措置をとる」

登録:2017-06-02 20:55 修正:2017-06-05 08:32
外交長官候補、聴聞会控え「ナヌムの家」訪問 
過去の政府の不足したことを明確にしてゆく 
「国民の意志を込めて国民と疎通する外交を」
カン・ギョンファ外交部長官候補者(右)が2日午前、京畿道広州市退村面の日本軍「慰安婦」被害者の憩い場「ナヌムの家」を訪問し、パク・オクソンさんと話を交わしている/聯合ニュース

 国会の人事聴聞会を控えたカン・ギョンファ外交部長官候補者(62)が2日午前、日本軍「慰安婦」被害者に会った。

 カン候補者はこの日午前10時30分頃、個人の乗用車で京畿道広州市(クァンジュシ)退村面(トェチョンミョン)の「ナヌムの家」を訪問し「人権問題の基本は、被害者が中心となることで、加えて真正性が感じられるものでなければならない。長官になったら、政府の知恵を集めて真正性ある措置をとるよう最善を尽くす」と明らかにした。

 彼女は被害者のハルモニ(おばあさん)が「慰安婦」問題の解決を約束してほしいと注文すると「私は国連で人権業務を遂行してきたし、韓国の国際的地位にとってもきわめて重要な問題だった。市民の権利を十分に保障する民主市民社会国家として出発するためにも、この問題を解決しなければならないと考える」と強調した。カン候補者は続けて「1995年北京国連世界女性大会に韓国NGOの一員として参加し、慰安婦問題を世界に知らせることに努めた」と付け加えた。

カン・ギョンファ外交部長官候補者が2日午前、京畿道広州市退村面の日本軍「慰安婦」被害者の憩い場「ナヌムの家」を訪問し、被害者たちと話を交わしている/聯合ニュース

 昨年、「慰安婦」被害者11人が政府を相手に起こした損害賠償請求訴訟で、外交部が韓日「慰安婦」合意の前に5回ナヌムの家側と接触したという資料を提出したことと関連して、ナヌムの家側は「事実と違う」と指摘すると「長官になったらよく調べてみる。外交部は自分が熱心にやったと言っても、不十分な点があるならば、しっかり埋めなければならない。叱責するだけでなく、過去の不十分だったことに対しては明確にしていく」とも話した。

 彼女は「国民が参加して国民の意志が込められた、国民と疎通する外交をする。韓国の外交部はこういうことに慣れていないが、外交人材の考えや態度、思考の転換が必要なようなので熱心に努力する」と話した。

 また、アントニオ・グテーレス国連事務総長が韓日「慰安婦」合意支持発言をしたかをめぐる論議に対しても、「特定の合意書に対する支持表明ではない」という趣旨のグテーレス事務総長との通話内容をあらためて説明した。

カン・ギョンファ外交部長官候補者が2日午前、京畿道広州市退村面の日本軍「慰安婦」被害者の憩い場「ナヌムの家」を訪問し、歴史館を見て回っている/聯合ニュース

 一方、カン候補者はナヌムの家訪問の背景について「重要な外交政策事案であり、長官になったら他の問題で忙しくなることもあり、自分の目で、自分の耳で直接話を聞こうと思い訪ねることにした」と説明した。

 この日のカン候補者との面談には、イ・ヨンス(89)、イ・オクソン(90)、パク・オクソン(93)、ハ・ジョムヨン(95)ハルモニの4人が席を共にした。ハルモニたちは「私たちは日本からお金ではなく真の謝罪を受けなければならない。国民が主人なのに、主人の言うことを聞かずに交渉しても良いのだろうか。長官になって、この問題を必ず解決してほしい」と訴えた。

 カン候補者は、病床で闘病中の被害者ハルモニに挨拶し、追慕銅像、慰安婦歴史館などを見て回り、1時間30分程度ナヌムの家に留まり、ハルモニたちはカン候補者に少女像の頭部をかたどったバッジをプレゼントした。カン候補者に対する国会人事聴聞会は7日に開かれる。

光州/キム・キソン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/society/area/797310.html 韓国語原文入力:2017-06-02 17:19
訳J.S(1712字)

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