パレスチナ:今月パレスチナで57人が殉教、7,100人が負傷
2015年10月25日付 al-Quds al-Arabi 紙


■今月初めから57人のパレスチナ人が殉教、7,100人が負傷

【ラーマッラー:アナトリア通信】

パレスチナ保健省の発表によると、今月頭以来、西岸地区とガザ地区では、イスラエル警察と軍によってパレスチナ人57人が殉教、7,100人が負傷した。

同省は日曜日(25日)に出した記者声明の中で、殉教者の内13人が子どもで、イスラエルの刑務所では囚人1人が医療ネグレクトにより死亡した、と述べた。また同声明によると、39人は西岸地区とエルサレム、17人はガザ地区の出身であり、妊娠中の母親とその女児も含まれる。また、残り1人はイスラエル領内、ネゲブのフーラ地区出身である。イスラエルによれば、殉教者の中には、イスラエル人に対して攻撃を行っている間に死亡した者が含まれている。

また同省は、西岸地区とガザ地区で2,095人のパレスチナ人が実弾やゴム弾、激しい殴打、放火による負傷で苦しんでいると発表した。この内983人が実弾、906人がゴム弾で負傷し、さらに5,000人以上が催涙ガスにより窒息の症状を訴えている。

パレスチナ領土やイスラエル内のアラブ人地区では、今月初めからパレスチナ青年とイスラエル軍との間で衝突が起きている。この原因は、イスラエル軍や警察の警護下で、過激なユダヤ人入植者がアクサー・モスクの広場への突入を継続していることである。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:甲斐江里子 )
( 記事ID:38985 )