フィリピン、10年ぶり戦闘機配備 南シナ海にらみ
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日本もフィリピンを全面的に支援すべきでしょう。この記事では、むしろフィリピンが韓国の戦闘機を購入したと言う事実の方が、衝撃的だ。日本も戦闘機の生産と輸出を考えてはどうだろうか。
注目のコメント
フィリピン空軍には10年にわたり戦闘機が1機も配備されていないという異常な状態が続いていた。韓国軍のFA-50のスペックは平凡で、防空能力への貢献は十分とはいえない。これが将来の戦闘機整備計画の入口、と見なされればよいのだが、まだ計画が見えない状況だ。
重要なのは対中国を念頭に置いた戦闘機調達を韓国が実施したということだ。韓国のFA-50の輸出について、中国側は2013年頃に懸念を表明した節があるが、恐れるに足らずに評価しているようで、特に目立った反発は出ていない。
フィリピンの軍・沿岸警備の能力構築支援には米国・日本・豪州がすでに着手をしており、ここに韓国が加わることによって多層的な支援が実施されるようになる。バラバラの能力構築支援ではなく、上記4カ国が互いの支援分野の調整をして、フィリピンにとり望ましい態勢構築を支援することが重要だ。神保先生が指摘しているように、FA-50は今後の戦力育成の基礎という位置付けと見た方がよいと思います。
FA-50は高等練習機T-50をベースにした軽戦闘攻撃機であり、複座型なので実任務と教育の双方に使えます。フィリピン空軍も実際にこのような運用法を想定しているそうですから、中期的にはより本格的な戦闘機の購入話が持ち上がるかもしれません。
それにしても米露の戦闘機が複雑・高価になり、軽戦闘機だった筈のF-16やF/A-18までハイエンド化した結果、友好国に安価に供与できる軽戦闘機がラインナップからなくなってしまいました。
韓国とLMがT-50を開発したのはこの辺りのニッチ需要を満たす上でなかなかいい線を行ったように思います。フィリピン以外にもインドネシアでの現地生産が決まっており、F-16よりもうワンランク分リーズナブルな戦闘機として結構普及するかもしれません(スウェーデンのグリペンの苦戦を見るにそう簡単ではない可能性もありますが)。