ポジティブな考え方になるためには、小さなことから始めること、目標を達成するための一つひとつのステップを小さく設定すること、モチベーションを保つこと、周りの人たちの協力を得ること、自分の気持ちをうまくコントロールできるようになることなどさまざまなことが必要となります。

そしてポジティブになるために実践すべきことは、次のようなことです。

・ポジティブな考え方になるための小さなステップを踏むことに気分が乗らないときは、疲れているときと同じように先延ばしにしてしまったほうが良いです。

・サボってしまうと気分が乗らなり、目標に対して考えたくなくなります。

・続けられていることに心地よさを感じられるようになると習慣になります。

・周りの人たちの影響でやる気が出るか、出ないかが大きく変わってきます。

・ネガティブな考えになり落ち込んでしまうこともありますが、ポジティブに考えて自分を励ますこともできます。

・人は一度ネガティブな考えになってしまうと投げ出したり、諦めたくなるのでネガティブになりそうなときはポジティブに考えるように意識しましょう。

・ポジティブな考え方になると、その状態を維持したくなります。しかし、その心理状態が続くわけではないので自分の感情に意識を向けることが大切です。

ここまで読むと、ポジティブに自分の意識を変化させようとするときには、態度、気分、感情がどれだけ大切かがわかると思います。その日の感情、疲労、ストレス、周りの人たちの励まし、自分自身への語りかけ、そういったことに影響されるのです。

これを踏まえて次は、どのようなアクションを取れば見こういったスキルを磨くことができるのか、考えていきたいと思います。

気分を絶好調にする方法

常にポジティブな気分でいることは不可能です。ほとんどの人はネガティブな感情をすべて排除しようとしますが、そんなことをすると他の感情も拒否することになるので、私はお勧めしません。以前は私もネガティブな感情を排除しようとしていましたが、今は気分が落ち込むときは自然に任せています。意欲低下、悲しみ、フラストレーション、ストレス、どれも自分の一部として拒否せずに受け入れるようにしています。

なので、ポジティブな気分になれるようなアクションを取れば良いということになります。そのためには、自分の気分や環境を意識することです。

次のようなアクションを取りましょう。

・自分の感情と「セルフトーク」を意識する

目標を先延ばしにしたくなったときは、それを受け入れて自分の感情を意識しましょう。疲れているのか、やる気が無くなるようなことやストレスがあるのか、「後でやればいいや」、「休んでも大丈夫だろう」といったセルフトークをしていませんか。自分の内面で考えていることを意識してみてください。

・自分の気分を受け入れる

感情が落ち込んでいるときは、その感情を受け入れましょう。そうすれば、自分を信じることができるようになり、感情が落ち込んでいるのは一時的な感情でしかないとわかるはずです。

・どうすればポジティブな気分になれるかを知る

マインドフルネス(ストレス対象法の一つ)を実践することで、自分は何をすれば落ち込むか、どうすれば気分が良くなるかわかってきます。私の場合は、散歩に出かけたり運動をすると必ず気分が良くなります。シャワーを浴びる、お茶を飲む、瞑想するといったことなども効果があります。

・周りにサポートしてくれる人たちを置く

サポートをしてくれる人や、ポジティブにさせてくれる人、そんな人たちと一緒にいるようにしましょう。そういう友人がいるなら、もっと深くつきあいましょう。ネガティブな人たちとの付き合いは極力避けてください。

・どんなときにサボってしまうか把握する

1日サボるのは大したことではありませんが、2日サボってしまうとやる気がなくなってしまい、諦めてしまいます。2日サボってしまったときは周りの人に助けを求め相談してみてください。小さなステップでもいいので、とにかく一歩を踏み出して再開しましょう。

・小さくてもポジティブなステップを踏み出す

私は気分が落ち込んだときは、どんなに小さなステップでもいいので一歩を踏み出しさえすれば、ポジティブな気分になれます。そして、数多くのステップを踏めるようになります。自分が踏み出せる小さなステップはどのようなものなのかを認識しましょう。

・寛容になる

誰だってつまずくことがあり、学びや過ちの繰り返しで一筋縄ではいかないのが人生なので完璧にすることにこだわらず、心に余裕をもって生活をしましょう。

・すべてのステップに喜びを見出す

一つの目的に到達することが目的ではありません。ポジティブなステップの1つ1つが喜びです。

ここでご紹介したことはどれも簡単にできることではありません。しかし、これらを実行することによって今まで見過ごしてきた問題に気づくことができるようになるはずです。

An Overlooked Factor in Creating Positive Change : zen habits

Leo Babauta(訳:春野ユリ)

Photo By Pixta.