須賀川市役所新庁舎の歴史ある大木を守ろう
須賀川市役所新庁舎の歴史ある大木を守ろう
平成23年3月11日の東日本大震災で、須賀川市は震度6強の揺れに見舞われ、内陸部では最大ともいえる被害を受け、市民の拠り所となるべき市庁舎も福祉センターも全壊してしまいました。その市庁舎が6年の時を経て平成29年3月末には新しく生まれ変わる予定です。
それもこれまでと同じ場所に再建されます。これは、街中の賑わいを消すことなく、新しい賑わいを作り出したいという私たち市民の要望に応えてくれたもので、私たちは新しい市庁舎の完成を楽しみに心待ちにしています。
しかしながら、一つ、大変残念なことがあります。
それは、長い間親しんできた敷地内の大きなイチョウの木と、ケヤキの木が切られようとしていることです。
市庁舎に訪れる方達の駐車場になる場所にあるために、スペースの確保と安全性の確保のためだそうです。
イチョウは中央公民館の前に、ケヤキは図書館の西側にあります。
この市役所や図書館、中央公民館が立っている場所は、江戸時代には八幡社(はちまんしゃ)と岩瀬寺(がんらいじ)があった場所で、イチョウは岩瀬寺の境内にあったといわれていまう。
元禄2年にはあの俳聖松尾芭蕉も訪れた場所ですし、明治9年、14年に明治天皇が東北巡幸で須賀川にお泊りになられた時には行在所が置かれた ところでもあり、須賀川第一小学校だった時代にはたくさんの子供たちの成長を見守ってきた木達です。
また、かつて何度も大火に見舞われた須賀川の町を火災から守るために、防火林として植えられた名残りの木達でもあります。
つまり、これらのイチョウとケヤキはそれらの須賀川の歴史を見てきた木達なのです。歴史の生き証人といっても良いと思います。
新しい市庁舎にとっても、これらの木達は、「歴史と文化の町須賀川」らしい風格と威厳を添えてくれることでしょう。
須賀川市は今、地域の宝を後世に伝えようと市民に広く呼びかけています。
こんな時にこれらの大きな木を安易に切ってしまって良いものでしょうか。
これらの大きな木こそ、須賀川の歴史を後世に伝えるための大切な宝物なのではないでしょうか。
そこで、私達はこれらの木達の存続を求めて、みなさまの賛同をいただきたいと署名活動をすることにしました。
趣旨をご理解の上、署名にご協力をお願い致します。
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意思決定者(宛先)
- 橋本克也市長