日本では歯の治療に健康保険が使え、たいていの病気は3割負担で治療することができますよね。
でもこの制度、実は世界的に見てとってもありがたいものなのです。そこで今回は健康保険で歯科治療ができる国とできない国を調べてみました。
日本の歯医者は安すぎる!?自己破産理由1位が医療費という国も。
日本の国民皆保険制度は大変良くできていると言われているのをご存知ですか?
実はアメリカなどではこれらの制度の整備が大変遅れており、国民が医療費に莫大なお金を払っているのです。(そのためアメリカの自己破産の原因第一位は医療費だとも言われています)
また日本と同じく健康保険制度を持っている国であっても、歯科治療は保証の対象外という国も多々あります。
そのため日本が歯の治療環境においては質そして価格ともに最高ランクだと言われることも多いそうです。
以外に多かった!歯医者が国民健康保険などで治療できる国・できない国
以下に各国の歯科治療と保険の使用に関する実態をまとめてみました。
<国民健康保険などが使える国>
- 日本
- イギリス
- 台湾
- フランス
- スウェーデン(19歳まで何をしても無料。歯列矯正も無料)
日本、イギリス、台湾は基本的な歯の治療には国民健康保険が使えますが、セラミックの詰め物やホワイトニングなど一部の処置は自費診療となっています。
フランスもこの点では同じですが、異なるのははじめに100%の料金を払い、後で70%戻ってくるという先払いシステムが採用されている点です。
また驚くべきことにスウェーデンは19歳以下ならどんな歯の治療も無料になるそうで、歯列矯正も無料でできるそうです。
20歳以降は日本同様に保険が適応されるそうです。
<国民健康保険が歯科適応外の国>
- スペイン
- 韓国
- カナダ
スペインや韓国、カナダは抜歯などの一部の治療を除き、ほぼすべての治療が国民健康保険で賄われることはありません。そのため国民の大多数は民間の保険会社に加入しているそうです。またそのため歯科専用の保険がある国も。
<そもそも国民健康保険などが無い国>
- アメリカ
アメリカは世界最先端を行く医療先進国でありながら、その最先端治療のほとんどは富裕層しか受けることができません。
それは国民健康保険制度が整備されておらず、老人と低所得者を除く国民の大多数が民間の保険に加入しているもしくは無保険状態だからです。
無保険状態では当然歯科の治療は全額実費になります。また民間の保険の多くも歯科治療はカバー対象外または追加料金となっています。
そのため、歯の治療をカバーする保険に加入していない人が多く実費治療が一般的です。
そうした点から、今、アメリカでは歯の治療の前に見積りをとる人や南米などの医療費が安い国で治療を受ける、医療ツーリズムを行う人も多いのだそうです。
国民健康保険で歯科治療ができる国まとめ
上記の現状をふまえると、いかに日本が歯の治療に置いて恵まれているかということがおわかりいただけたかと思います。
健康な歯を保つためには、日頃の予防と迅速な治療がとても大切です。ぜひ積極的に歯科医院を訪れてみてくださいね!
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