画面●ヤフーが開始したサービス「PassMarket」のトップページ
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 ヤフーは2013年4月12日、電子チケット販売サービス「PassMarket」を開始したと発表した。同サービス内のイベント告知ページを通じ、イベント主催者は参加者にチケットを提供できるようになる。

 主催者向けには、iOSおよびAndroid OSで動作する無料の管理用アプリケーションを用意した。このアプリを使って販売状況の確認やイベント会場で参加者の受付管理もできる。補助スタッフの利用を想定し機能を限定したアシスタントモードや、電波が届きにくい場所でも利用できるオフライン受付モードがある。参加者に主催者からのメッセージを送る機能、チケットの再販を防ぐ機能、クーポンコードを配布する参加者特典機能なども備える。

 参加者はイベント主催者のページからチケットを購入するが、Yahoo! JAPAN IDの登録が必要になる。購入したチケットは参加者用の画面からQRコードとして確認できるほか、PDFファイルとして紙に印刷もできる。有料のイベントの場合、決済の手段にはクレジットカードもしくは「Yahoo!ウォレット」が使える。チケットの管理にはiOS6以降で動作するチケット管理アプリ「Passbook」を使うことも可能だ。
 
 主催者が開催するイベントの規模や、無料か有料かは問わない。ヤフーは「大規模なイベントから、仲間同士での気軽なイベントまで、幅広い用途に使っていただきたい」としている。同サイトでの告知とチケット販売については、サイトから申し込んだ後、ヤフー側による確認の手続きを受ける。「現時点では紙の書類によるやりとりが必要だが、近いうちにシステム上で完結する仕組みを用意する」(ヤフー)という。