以前からピアノ弾いてみたい…と思われていた50代の女性。
約1年前からお仕事の合間に夜間レッスンに通ってくださっています。
数ヶ月たち、教本での基礎レッスンが軌道にのってきたところで、
並行して弾いてみられたい曲に挑戦していただく事に。
ご希望の曲をお尋ねすると、
娘さんが中学生の合唱祭で伴奏を担当され、一生懸命練習されていた曲がとても思い出に残っておられるそうで、ぜひ弾いてみたいと^^
楽譜をご用意し、
でも、始められたばかりという事で…正直なところ(少しアレンジが必要かな…)と思っていたら、
なんと、みるみる内に弾いて来られて…!
今では5ページ以上にもなる長い曲を、ほぼ暗譜で弾かれています。すごい…!
そして今年も6月開催予定のミドルクラス発表会“大人ピアノ部vol.3”での発表を目指し、お忙しい中練習頑張っておられます。
今までも、
『自分の結婚式でお嫁さんに曲をプレゼントしたい』
『孫が生まれたから童謡を弾いて聴かせてやりたい』
『友人の誕生日祝いに、ピアノを弾いてあげたい』
『自分がピアノに挑戦することで、仲間を勇気付けたい』
…などなど、
その方それぞれの様々な目標に向けピアノを弾かれるお手伝いをさせていただいてきましたが、
いつも感じるのは、
《目標》を持たれた方の、底力の強さ!
ともすれば、講師としては
その方のテクニックや進度から、難し過ぎてはいけない…と、
無難な線をアドバイスしてしまいそうになる事も…
でも、その方に“目標”と“この曲をどうしても弾きたい!”という強い思いがあると、
時にこんな風にロケットエンジンのようにその方の底力がぐぐーっとその方を押し上げ、
驚くほどのスピードで上達されたり、目標を達成されたり。
見極めは、確かに難しいですが…
生徒さんお一人お一人が持っておられるこの
《底力》!
信じて、私も一緒に前に進んでいきたいと思っています。