山陰にコハクチョウ初飛来

今季初めて飛来したコハクチョウ=鳥取県米子市の米子水鳥公園
今季初めて飛来したコハクチョウ=鳥取県米子市の米子水鳥公園

 「冬の使者」コハクチョウ計10羽が11日、山陰地方に初飛来した。鳥取県米子市の米子水鳥公園に3羽、島根県出雲市の宍道湖西岸に7羽が姿を見せた。ともに、過去最も早かった昨年より4日遅い訪れ。

 米子水鳥公園では午前6時半頃、成鳥3羽が目撃されたあと飛び立ち、約2時間後に戻ってきた。公園の池で長旅の疲れを癒やしている。宍道湖西岸では同7時頃、成鳥2羽と幼鳥5羽が確認された。

 コハクチョウは秋、主にロシアの北極海沿岸から国内に約4万羽が飛来。中海と宍道湖沿岸まで約5千キロを旅した2500羽程度が、山陰で越冬するとされる。

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