子供の怒りをコントロールするモンテッソーリ教育法

世界中で支持されている教育法の一つであるモンテッソーリ教育では、感情と社会性は連携しており、幼児教育において、親が大切な役割を果たすと考えられています。
子供の怒りをコントロールするモンテッソーリ教育法

最後の更新: 29 10月, 2018

多くの人々に支持されるモンテッソーリ教育には賛否両論がありますが、モンテッソーリ教育には、学校や家庭で活用できる効果的な教育法もたくさんあります。

今回は、親が理解しコントロールするのが難しいと言われる、幼児の怒りや感情の高ぶりとその対処方法についてお話しします。

モンテッソーリの創設者であるマリア・モンテッソーリ氏が考案したコンセプトが「センシティブピリオド(敏感期)」です。

子供たちは、この0歳から6歳という限られた期間にだけ開く様々な「窓」を経験するといわれています。

モンテッソーリ教育によると、敏感期の子供達は、特定の行動や能力を取得する準備が整った状態にあります。子供たちが生まれながらに備え持つ「能力や才能を身につけて何でも自分でできるようになりたい」という願望はこの時期に芽生え、様々な場面で「窓」が開き、学ぶ機会が訪れます。

時として、子供たちを取り巻く世界は、子供にとって自分たちを圧倒するような複雑な世界です。この世界に対応する力を身につけ、子供自身の感情をどのようにコントロールするのかを教えるのに最適な時期です。

本記事では、親が子供の様々な感情にどう向き合うべきか、そしてそれをコントロールするシンプルな方法をご紹介します。

子供のかんしゃくや怒りをコントロールするモンテッソーリ教育法

それではモンテッソーリ教育を取り入れている幼稚園などの施設では、どのような指導方法が行われているのでしょうか?

早速ご説明します。

モンテッソーリ教育を取り入れている幼稚園では、子供の自主性を第一に考えています。

子供達が好奇心を持って何かに夢中になることで、自主的に何かを学ぶことができる環境を整えています

ただし、子供の好奇心を尊重するモンテッソーリ教育法を、家庭ではどのように実践していったら良いかと疑問に思う方も多いでしょう。

今回は子供の怒りの感情に対応するのに役立つ教育法をいくつかご紹介します。

こちらの記事もご参考に:子供の反抗期に直面しても諦めないで

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社会性と情動の学習

モンテッソーリ教育の創設者であるマリア・モンテッソーリ氏が感情的知性について個人的に語ったことはありません。しかし、有名な指導者の話によると、感情と社会性には関連性があり、子供がかんしゃくを起こすのは、子供を取り巻く社会的環境が子供のこれまでの人生経験と合致しないことに対する感情が原因だと言われています。

  • 欲しい物が手に入らないときや、誰かまたは何かにイライラしたとき、またご褒美がもらえなくて腹を立てているときなど、自分の経験と合致しない状況に対して、子供は泣く、叫ぶ、そして蹴る、などの行動に出ることがあります。
  • 大人や他の子供たちとの関係の中で、子供は社会性と自分の感情を切り離して考えることができません。社会性と情緒の関係が怒りやかんしゃくという感情に結びつきます
  • モンテッソーリ教育の基本理念や目的は、子供の自由を保障して自立した子どもを育てることですが、これが批判の的となることもあります。
  • モンテッソーリ教育では、大人(親や教師)がガイドとなって、子供の自発的な活動をサポートします。また大人は、真似をするのが大好きな子どもの模範モデルになります。
  • モンテッソーリ教育で敏感期と呼ばれる0歳から6歳までの時期は、人間として大きく成長する大切な時期です。この時期、子供のすべての感情を受け入れ、子供からの質問を受け入れるために親は存在しているといっても過言ではありません。

子供の感情とその世界を理解するために考慮すべきこと

  • モンテッソーリ教育では、子供のどんな態度も軽視することなく受け入れます。他の子供と比べたり、子供を無視することは絶対にありません。他の子供と比べたり、子供の意見や態度を無視すると、子供の怒りが悪化する原因になります。
  • 子供が常に自分に自信を持っているかを確認してください。例えば、親と話すときにためらわずリラックスして話せているか、自信を持って自分の周りの世界を探索しているか、他の子供と話したり遊ぶときに、自分に自信を持ちつつ相手に敬意を払っているか、そして何かを創造するとき、自分や周りの人を信じているかが大切なポイントになります。
  • 色々なことにどんどん挑戦させ、失敗してもポジティブに受け止めましょう。子供が失敗したとき、親はアドバイスをしますが、子供が自分で問題を解決するようにさせてください。自尊心を芽生えさせながら発達させるためにも、すべての問題を子供が対処するように子供を導きましょう。
  • 子供が怒っている時は、自分で表現しきれない感情が起きています。つまり、子供を取り巻く環境の中で、これまでの経験したことのない、新しく理解するべき状況が発生して混乱している状態です。
  • 親は、子供の態度からその感情を理解し、子供を落ち着かせながら忍耐力をつけさせることが大切です。
  • 子供の怒りや感情が爆発したとき、それを否定してはいけません。特に子供が小さいときは絶対にいけません。子供が怒りを感じているとき、子供がその問題に立ち向かって解決する力をつけさせることが必要です。

カームボトル

ここ数年、子供のストレスや不安を和らげる効果のある「カームボトル」の人気が高まってきました。

今回はカームボトルを使って子供の気分を穏やかにする方法をご紹介します。カームボトルの正しい使用方法とその使用目的をしっかりと理解して子育てに活用してください。

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  • カームボトルの中にはキラキラとしたグリッターと呼ばれるラメが入っており、その動きを見ることで子供に視覚的な刺激を与え、注意がカームボトルにうつることで、怒りの感情を和らげる効果があります。
  • 使用の際は、必ず大人の監視の元に行ってください。
  • 毎晩、寝室にこのボトルを持っていくのもよいでしょう。子供がこのボトルを見ている間に、1日の出来事、子供の心配事や怖がっていること、また好きなことや嫌いなことなどを質問するのも効果的です。
  • 子供に質問する時は、子供の気持ちを和らげるようにゲーム感覚で質問しましょう。子供を批判せず、適切な方法で質問してください。

カームボトルはご自宅で簡単に作ることができる、素晴らしい子育てツールです。ぜひお試しください。


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