ワクワク×ドキドキ研究所

今回の震災をきっかけにこの１～２年で大倒産時代がやってきます。これは昭和から続いてきたビジネスモデルの破壊です。過剰消費をメインとした過剰生産＆過剰消費経済の流れが一気に減速するからです。無駄を売りにしていた会社は軒並み大幅縮小もしくは倒産ということになります。

日本にとっては表面的に見ると再び１０年ぐらい冬のシーズンが続くと思います。しかし、ロングスパンでその後の事を考えるとこのタイミングで変革できるのはベストなんだと分かるはずです。

幸いながら日本にはまだ国民の貯蓄があります。そして、バリバリの働き盛りの３０代～５０代も揃っています。知恵を持った年配者もおられます。

今までの日本を再構築できるチャンスなのです。エネルギーの最適化、過剰消費の抑制、日本人の頭脳と知恵の商品化、幸せの尺度の変革など北欧のライフスタイルにグッと近づくような気がしています。

今までこれらのことはうすうす気づいていた事ですが、まあそんなに問題もないし、まあ何か不都合なことが起きれば変えればいいやと続けられてきた様々な事が致命的な原因になることがはっきりとしてきた今、我々は変わることでしか生き延びる事が出来ません。

強いものが生きるのではなく、変化を続けられるものだけが生き延びる事が出来るというダーウィンの言葉の通りです。

さて、私のいる医療の世界も北原先生の言われる通り、頭脳を海外に輸出し、それを逆輸入していくような流れも急がなければならないなと感じています。

また、薬を過剰消費する今の状況から健康を維持するための仕組み作りへの流れが急速に進むと思います。医療機関がどんどんなくなるからです。特に公的な医療機関は医師不足で危機的な状況は否めません。

今回の放射能の件で我々が考えなければならないのは放射能の危険にさらされてもそれをいかに知恵で防ぐのか？そこを世界の方々から見られているように思います。（その前にご迷惑をかけないように早く放射能の放出を止める事が先決ですが）。

下記のサイトでは放射能漏れの状況をタイムテーブルで表示してくれています。

今は西高東低型の気圧配置で太平洋に抜けてくれていますが、この先どのように広がるのか、分からないことを示しています。場合によっては関東だけではなく日本列島全般的に広がる可能性もあります。

ＮＩＬＵ

この時に逃げるだけなのか、そうではなくてみんなでどのように防御して健康を維持していくのか？食料を安全に確保するのか？知恵を出し合っていくべきです。なにしろ私たちの国なのですから。