「過剰な愛情表現は愛ではない」が数学によって証明された?

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前回は、虚数と実数が一つの平面で表すことができる、というのと、角度を使うと、三角関数だけでなく、指数関数だけで、虚数と実数をいっぺんに表せるというのが分かりました。

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この前の例では、角度が単位円上で\frac{\pi}{2}であれば、上の図でわかるように、e^{i\frac{\pi}{2}} = i、になります。

では、虚数の虚数乗はどうなるでしょうか?つまり、i^i、ですね。普通に考えれば、「これって計算できるの?」となりますが、上の結果を使うと、i^i = (e^{i\frac{\pi}{2}})^i、となります。

i \times i、はー1ですから、i^i = (e^{i\frac{\pi}{2}})^i=e^{-\frac{\pi}{2}}、となります。

これを特殊な計算機で計算すると、0.2078795…という数値になります。i^i、の結果は実数になってしまいました。

昔、大学生の頃、物理数学の講義で教授が虚数の「i」を「愛」と見立てて、愛の愛乗(つまり、過剰な愛情)は、愛にはあらず、という冗談を言っていました。

実際の数学でも、iのi乗にはiが付かないことから、上の格言が正しいと証明されたようです。(笑)

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