大森インプラントクリニック松元教貢歯科医院腫れ痛みなく早く、骨不足でも骨ができて直ぐに歯が入る幸せのブログ

松元教貢歯科医院は骨が不足で骨造りしても腫れ痛みのとても少なく早く治せる方法をしてる即時荷重インプラントパイオニアです。

即時荷重インプラント治療17年の経験から語る、真の即時荷重の意義、意味

2017年08月31日 | 日々のインプラント臨床の話

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即時荷重インプラントは、現状でも危険な治療方法だ、危ない成功率の低いものだ、と言う誤解がはびこっています。

 

特に、部分的に歯がない所だけへの即時荷重インプラント治療では、他に歯があるんだから、そこは安静にしていて骨とくっ付くのを待てば良い、と言うのが多数派の意見でしょう。

 

しかし、私はそれに対してたった一人でも異を唱えます。

 

歯がなくなった所だけに即時荷重インプラントすることで、直ぐに歯が回復すると言う利点だけではない即時荷重インプラントができるからこそできること、と言うものがあるのです。


生意気言ってしまうと、私が提案する治療方法は、現時点でそう言う治療ができると明言、広言しているのは私しかいないもの、かと思います。


それは歯周病治療と組み合わせること、即時荷重インプラントで天然歯を支え、支えている歯周組織を再生させる治療が可能になる、と言うことです。


今までの定説とされた歯周病とインプラント治療は、まず歯周病治療を徹底的に行い、それから歯がなくなった所へインプラントする、と言うものでした。


そのような進め方では、残された天然歯は歯周再生手術等の手術を受けることで、一時的とはいえ揺れが大きくなってしまうんです。


そうなると、患者さんは噛みにくいのを暫く我慢しないといけないし、何よりもゆらゆらと揺れている歯で何とかかんとか食事とかをしないといけないと言う状態に陥り、更にはそれが2年3年それ以上続くのです。


そうやって、やっと歯周病を治してからインプラント、が正しい治しかた、とされてきました。


それでは患者さんは大変で苦しい、しかもそれが長く続く。


私自身も、そう言う可哀想な経験を患者さんにさせて来てしまった過去があります。


ところが、即時荷重インプラント治療と出会って、この治療方法は凄い、これを活かせば歯周病の歯を動かないように固定しながら治して差し上げられるんじゃないか?と思うようになったのです。


即時荷重インプラントを、歯周病の患者さんに使う、歯周病が重症で抜歯するところへ、そのままインプラント植立して、骨の再生もして、続けて隣りの歯の歯周病の再生手術までして、その歯が揺れないようにインプラントと接着させれば良いんじゃないか?治りも良いんじゃないか?と考えたんです。


そうして、即時荷重インプラントを歯周病治療と組み合わせて使う、と言う独自の治療方法を編み出して、工夫し改善改良しやって来ました。


写真の患者さんがその代表例です。


かなり歯周病が進行していて、どれだけ歯が残せるんだろうか?と私も不安だった患者さんです。


しかし、患者さんの頑張り、と支えるスタッフのお蔭で、即時荷重インプラントしながら歯周再生手術をし、残したい歯をインプラントと接着固定して助ける、と言う破天荒な治療は成功しました。


私の治療を見慣れているスタッフですら、この患者さんで成功した時には、やりましたね先生!とねぎらいの言葉をかけてくれました。


それぐらい難しくて、大変だった患者さん、と言うことです。


もう10年前になろうとしています。


私は10年以上も前から、歯周病と即時荷重インプラントを組み合わせて治す、と言う全く新しい治療方法に取り組んで来ました。


経験し続けて来た今だから言えることですが、インプラントで固定されたお蔭で、歯周組織の再生もとても綺麗だし早いし、信じられないくらい良いとこどりだ、と気が付きました。


歯周病を治すのが難しいのは、歯が揺れているからだ。


揺れているから、歯と歯茎の隙間にばい菌が入り込み、悪くするんだ、と言うことが分かりました。


インプラントは歯に比べれば全く揺れません。


そのインプラントと接着固定されれば、歯も揺れないですから、再生療法の予後が良いのは当たり前、のことだったんです。


だから、従来の歯周病治療よりも綺麗に早く治ってしまう、インプラントが助けてくれることで、歯周病の歯も助かって、結果インプラントに集中してしまった力も歯が負担できるようになって、相互に助け合う、と分かったんです。


分かってしまえば、なんだそう言うことか、と難しい理屈ではないことが分かりました。


その根本にあるのが、即時荷重インプラントであり、それが何処の部位であってもできることで歯が支えられる、揺らされないから固定されるから歯周病の治りも綺麗で早い、そう言う実にシンプルな真理だったんです。


そう分かった時、私は全てのインプラント治療で何処に部位であっても、即時荷重できることを狙ってやる、と言うスタイルに変貌しました。


1本だから少数だから、反対側で噛めるから、無理して即時荷重するのはナンセンス、と言う一般的考え方から離脱したんです。


歯冠付けて噛めることを目指すだけではない、その先に、奥に、もっともっと凄い可能性、展開が開けたのです。


天然歯を守る為のインプラント治療、と言う理想的な姿の実現だ、と私は確信したんです。


不勉強で勉強が足りないかも知れませんし、確かなことは分かりませんが、世界中探しても私のような概念で即時荷重インプラントと歯周病の組み合わせる治療をしている者には、私は会ったことがありません。


口ばかりじゃない、と言う実例で、今回の写真を載せています。


これからも、私は患者さんを救うために、独自の工夫、創案で頑張って、成果結果を残して行こう、と決意しております。


全ては患者さんの為に。


私は頑張ります。









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