夢から慈しみの世界へ

神と自然と人間の共生
神一元・善一元・光明一元の生活
人間の生命の実相は『仏』であり、『如来』であり『神の子』である

睡眠の本当の姿を知りましょう。・・・⑧ 人間も生理作用の消耗を最低にして生活が維持される。

2016年03月25日 23時33分20秒 | 健康・病気・精神分析・心理学・先祖供養・霊的実在・心霊の諸相
睡眠の本当の姿を知りましょう。・・・・・⑧ 万物の霊長である人間も生理作用の消耗を最低にして生活が維持される。

インドのユガの行者の中には、四年間も地下の穴ぐらの中で正座して熊の冬眠のように食事もしないで、
目も覚めずミイラにもならず、生きていて正しく座った姿勢でいるのがしばしば見受けられるそうである。
遺言された一定の時期が来ると、同志の人がその穴ぐらに降りて行き、
呪文をとなえ、油脂をもって行者の身体を摩擦すると、生き返って生前の通りの生活を続けると云うのである。
熊でさえも五ヵ月の冬眠生活で前述のように生活が維持されるのであるから、
万物の霊長である人間が、自己の意思で、生理作用を低下せしめて生活が維持されないとは断定することは出来ないと思われる。




日本でも吉野の金峰山寺での千日回峰行の修行では吉野の高低差のある四十八キロの山道を
雨の日も風の日も昼夜歩き通し、塩おにぎり二個と水、睡眠時間は四時間で往復し、約四ヵ月百二十日を歩き通す。
またその後にお堂に籠り結界を張り、『四無行』と云う食べない、飲まない、寝ない、横にならない事を九日間やり通すのがあります。そして毎日午前二時に佛様に閼伽井戸からの若水を供え、一日三度の勧行と二十万遍の真言を唱えなければならない。
『四無行』に入る前に親族を集めて最後のお別れであるかも知れないと云うことで『生葬式』と云う儀式があります。
四日目の時に死臭を放ち生死を彷徨う。
線香の灰が崩れて落ちて行く様の音が聞こえるぐらいに神経が研ぎ澄まされる。
その中で眠気は三日までで、それを過ぎると『眠気は一切無く、空腹感も終わるまで一切無かった』と云います。 
阿闍梨は山道を歩く中で自分の心は何とこんなにきれいなんだろと思われたそうであります。
しかしただ一人強くても、ただ一人清くても、何か虚しかったそうであります。
人間は人と人とお互いに理解し合ってひとつになり、初めて喜びを感じる。
悲しい人、嬉しい人、あらゆる人、あらゆるものとひとつになっている自分が佛の慈悲であり、慈悲の実践であります。
と言っています。

『注』
阿闍梨(あじゃり)・・・・真言宗、天台宗等の真言の秘法を授ける高僧の敬称。

・・・・・続く














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