いぬのChoco.との暮らし方

罰や叱りを使わず、 動物福祉に則った犬との暮らし方を綴ります♪

疑問に思うことが犬も飼い主も救う

2018-02-14 | 叱りも罰もない犬との暮らし方

先日のNHK総合で放映された「プロフェッショナル仕事の流儀」で

トリを務めた訓練士は咬み犬専門とうたって、

このままにしておくとこの子の未来は殺処分だと言って

手元で訓練(預託)していい子にして飼い主のもとに帰すと紹介されていたけれど

そして自分が手を汚さなければ、自分が悪者になってでもこういう方法を使わなければ、

この犬は救えないと言って犬を棒でたたいたり、素手で殴ったりしていたけれど、

その方法を「動物に対する虐待!」と感じた人、

「本当に他に方法はないのだろうか?」と疑問を持った人はいませんか?

「この犬は悪い犬」という前に、「なぜ攻撃せざるを得なくなったのか?」と

考えた人はいませんか?

咬まなくなったとおうちに帰ってきた犬も一生涯飼い主に文句を言えば

お仕置き棒でたたかれ続けられる、またはそれができない飼い主は犬を訓練所に戻す…

そして、一生を訓練所で叩かれながら過ごすか、飼い主に返さなくてよいなら

現実逃避、うつ状態になって見た目はおとなしいけれど、犬らしい活発さがない犬が

出来上がる…。

 

まずは、こうなる前に「犬を知る」ことから始めましょう。

この人の言うような「犬が飼い主をなめている」とか 「この家で一番偉いのが犬」とか

ましてや、「世界で何頭しかいないくらい凶暴な犬」ということは不要です。

 

犬は犬という種であり、生まれながら持ち合わせている処世術は犬特有のものです。

ただ犬はヒトとの関わり合いの中で成長し暮らしていきます。

そこで犬は自分の処世術をそのまま使えない現状があります。

トイレしかり、吠えることしかり、お手入れしかり…などなど。

それを根気よく犬がヒト社会で暮らしやすいように教えてあげるのが飼い主です。

もちろんその家庭、家庭でちがうことも多いでしょう。

犬だって1頭1頭違います。

それをひとくくりに「犬とは・・・」はおかしくないですか?

 

ヒト同士なら言葉が通じさえすれば意思疎通は図れることが多いですが、

犬とヒトでは言葉で理解し合うことは難しいですよね。

オスワリという言葉はヒトは座ることとわかりますが、

犬はたまたま座ったらおやつをもらえたからまた座ってみる。

座った時にそういえば飼い主さんが「オスワリ」(音)と言ったなぁ。

オスワリと言われたとき座ったら、おやつもらえた。\(^_^)/

わかるのはその流れですよね。

だから犬にわかりやすい方法は、「罰を与える」のではなくて

犬がうれしい、たのしい、大好き

なものをシャワーのように与えることです。

これらは、食べ物(おやつ)だけではありません。

おやつをくれるひとや、いつもニコニコと名前を呼んでくれる人や

いつもリラックスできる家や、楽しい散歩や…数え切れませんよね。

 

うれしい、楽しい、大好きなことは犬にとってとってもワクワクします。

犬にはもっとやろうというポジティブな気持ちも沸いてきて、相乗効果がうまれます。

そういう犬の姿を見られるって飼い主冥利に尽きると思いませんか?

どうやったらこういう姿を見られるかって、考える楽しさも生まれませんか?

 

 

そういう行動と同時に犬が家のどこかで無防備な格好で寝ていたら…

それだけ我が家でリラックスできているのだなぁと喜ばしいことではないですか?

たとえ、その場所がソファの上でも、飼い主のベッドの上でもです。

 

困った行動はどういう仕組みで定着していくのか、

では、困った行動を引き起こさないためにはどういう働きかけがあるのか…。

犬と楽しく暮らすために動物福祉に則った理論や方法を考えて取り組むのは

飼い主さんにしかできません。

ぜひ、心を育てる犬育てってどんなもの?

お話を聞いて、明日から自分自身が変わりましょう~♬

チャーリードッグスクール主催 講演会

~犬との暮らしを変える「やさしい手をめざして」~

講師:青木愛弓先生

日時:2018年2月24日(土)9:30~11:30

場所:セシオン杉並アクセス

チケットはこちらから

 



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