正午のドルは111円付近、米政府機関閉鎖に警戒

正午のドルは111円付近、米政府機関閉鎖に警戒
 1月19日、正午のドルは、ニューヨーク市場午後5時時点に比べ、わずかにドル安/円高の110.98/00円だった。写真はモスクワで昨年8月撮影(2018年 ロイター/Maxim Shemetov)
[東京 19日 ロイター] - 正午のドルは、ニューヨーク市場午後5時時点に比べ、わずかにドル安/円高の110.98/00円だった。米国の政府機関閉鎖に対する警戒でドルの上値は抑制された。
米国でつなぎ予算の期限が迫っており、19日までに新たな予算措置が決まらなければ連邦政府機関が一部閉鎖に追い込まれる。ドルは午前9時半にかけて110.85円まで下落した。
その後、米下院が2月16日までのつなぎ予算案を可決。予算案は上院に送られたが、先行きは不透明な情勢で、ドルの戻りも限られた。111.13円まで上昇した後は、正午にかけて111円ちょうどを挟んでもみ合いが続いた。
日銀の長期・超長期を対象にした国債買い入れオぺは、通知された購入額が前回から据え置かれた。市場の反応も限定的だった。
市場では、米ホワイトハウスがウィリアムズ・サンフランシスコ地区連銀総裁を米連邦準備理事会(FRB)の副議長候補に検討している、という米ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)の報道が話題となっていた。[nL3N1PE08T]
ウィリアムズ氏は2011年、前任のイエレン現議長の後任としてサンフランシスコ地区連銀総裁に就任した。市場では「理論家であり、腹心としてイエレン氏のかじ取りを支えてきた実務家の部分もある。副議長としては適任ではないか」(大手邦銀)との声が出ていた。

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